VLOOKUPの使いにくいと思う点に「検索値の指定が1つのみ」という上限があるところだ。その結果、テーブル内に2つ以上の複数の値を条件として検索し値を返すのが難しくなる。
ただし、テーブル内のデータを少し細かく管理することによってこの問題を回避することができる。
ここでは、エクセル(Excel)のVLOOKUP関数で複数の条件を使用する方法をかんたんに説明する。
VLOOKUP関数は1つの条件のみだが..
VLOOKUP関数の「検索値」は、検索条件を1つ入力するが、2つ以上入力することができない関数である。例えば上の画像のように、「愛知」の「佐藤」さんの年齢をVLOOKUP関数で表示したいが、佐藤さんは複数いる上に、愛知も2人いる。
VLOOKUP関数は、全く同じ文字列がある場合は一番上を表示する仕組みになっている。つまり今回は愛知の佐藤さんではなく、大阪の佐藤さんを表示してしまうわけだ。
結合すれば解決!
こういうときは、2つ以上の複数の検索値の条件を結合させ、一旦別の場所に表示し、そこを参照すれば解決する。
つまり画像の例の場合、名前と出身地の「佐藤」と「愛知」を結合し、「佐藤愛知」という1つの文字列に変換してしまうわけだ。名前と出身地を結合した場合は、同じ文字列がないため確実に取得することができる。
以下は2つの条件の文字列を結合しVLOOKUPで表示したかったデータを表示する実際の手順だ。
複数の条件を結合してVLOOKUPで表示
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