iPhoneを脱獄すると何かとリスプリングや再起動、キャッシュの削除、そしてセーフモードで起動させたりすることがあると思う。
PowerApp 3はそのような起動やモードに関することをアプリ1つでまとめて行なうことが出来る、あればかなり便利な脱獄アプリである。
脱獄後にTweakによってはリスプリングしないと反映されないものがよくある。リスプリングボタンが用意されているTweakもあればないものもある。
そのような時に非常に便利になるのがPowerApp 3。リスプリング以外にもスプリングボードのキャッシュを削除したり、セーフモードやNon-MobileSubstrateモードなども用意されているかなり便利なアプリである。
PowerApp 3はCydia,BigBossから無料でダウンロードすることができ、インストールするとホーム画面上にアイコンが表示される。具体的な機能として以下のことが行える
- Reboot (リブート・再起動)
- Shut Down (電源OFF)
- Respring (リスプリング・再起動)
- Safe Mode (セーフモード)
- Non-MobileSubstrate Mode (Non-MobileSubstrateモード)
設定から明るいテーマと暗いテーマを選択することができるオプションと、再起動などをタップした後にアラートを表示させるかどうかのオプションがある。
RebootとRespringの違い
RebootとRespringの違いは簡単に説明するとRebootが主電源と考えるとRespringはディスプレイの再起動と考えるとシンプルだろう。
外観を適用するには主電源まで再起動する必要はなく、Respringで行なうことができる。
Safe ModeとNon-MobileSubstrate Modeの違い
Safe ModeとNon-MobileSubstrate Modeをどちらも同じセーフモードと勘違いされているが、実は性質が異なるものである。
Safe Modeはクラッシュなどを起こした時にステータスバーにExit SafeModeなどと書かれているのを見たことがあると思う。これはほとんどのTweakが使用しているMobile Substrateというものを読み込ませないように拡張機能によって操作している状態である。
それに対しNon-MobileSubstrate ModeではMobile Substrate自体をはじめから読み込まずに起動するというものである。通常Non-MobileSubstrate Modeは電源をオフにした状態で、ボリュームアップキーを押したまま電源を入れるという手順で操作できるものである。
つまり、
セーフモードは“Substrate Safe Mode”というTweakがMobile Substrateを強制的に読み込ませないようにしている。
Non-MobileSubstrate Modeは“Substrate Safe Mode”というTweakを使用せずとも元々Mobile Substrateを読み込まずに起動するモードである。
どちらも同じセーフモードと勘違いされている事が多いので、海外のデベロッパー達は一緒のものと勘違いされないように議論した結果Non-MobileSubstrate Modeという名前になっているようだ。
Non-MobileSubstrate Modeの使用方法
Non-MobileSubstrate Modeはタップしてもセーフモードになるが、この機能はセーフモードになった状態でタップするものであるため、セーフモードの状態で再度Non-MobileSubstrate Modeをタップしよう。
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