iOSデバイスの日付を1970年の1月1日に設定すると、iPhoneがAppleロゴが表示されたままフリーズ、文鎮化するという情報が入ってきた。
この操作は絶対に行わないようにしていただきたい。この問題はすでにAppleに報告されており、早い段階で改善されるのではないかと言われている。
日付を1970年1月1日に
中国のサイト・掲示板であるfeng.comにて報告がされており、具体的にはiPhoneの設定から一般、日付と時刻、へ進み、日時の自動設定をオフにし、日付を1970年1月1日に設定した後にリブート(再起動)を行うと、iPhoneにはAppleロゴが表示されたままで起動しなくなるというのだ。実際には2000年に設定したあと、再び1970年までスクロールする必要があるとのこと。
さらに情報によると、この問題が発生するのは、A7, A8, A8X, A9, A9Xチップの64bitデバイスで、iOSのバージョンは関係なく発生する。
また、32bitのiOSデバイスではこの問題の影響を受けることはないようだ。
復元は不可能。物理的な修理が必要
Appleロゴのままフリーズした状態のiOSデバイスはDFUやリカバリーモードで復元し、正常の状態に戻すことすらできないと言われている。このデバイスを再び機能させるには物理的な修理(ジーニアスバーなどでバッテリーを切断して再接続など)が必要となるそうだ。
この問題はすでにAppleに報告されており、比較的早い段階で修正された新しいiOSがリリースされるのではと言われている。
1970年までスクロールするのは相当手間がかかるので、実際に被害にあったユーザーは極めて少ないが、間違っても行わないようにしよう。
追記3:
GIZMODOで記事にされたScot氏によると、UNIX timeによるものではあるが、1970年1月1日に設定した場合、「0」となるが、もしデバイスでメールを受信した場合(数時間前)であれば、負の数が生成されてクラッシュを引き起こしているとのこと。
追記2:
このバグの原因は「UNIX time」によるものと言われている。Unix timeは1970年1月1日、0時0分0秒の時点を「0」とし、そこから秒数をカウントして表される方法である。
Unix timeの場合、1970年1月1日が「0」であり、経過秒数を除算(割り算)して時刻を求めるわけであるが、1970年1月1日の「0」に対して割り算を行ったことが原因だと言われているようだ。
参考:LFCameron7
追記1:
幾つかの報告によると、同じ操作を行っても問題なく起動した(Youtube)という報告や放置していたら起動したという報告がある。この場合はラッキーだった、という程度に考えておいたほうが良いだろう。
また、脱獄デバイスであれば、BrickingDate(http://repo.ziph0n.com)というTweakで設定画面内の時刻設定部分を非表示にするという方法で対応できるようだ。
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