PHPで、画面に日付や時刻を表示させたいという場合に使用する関数、手順、そしてどのように画面には表示されるのかを何回かに分けてご紹介したいと思います。
今回は、PHPで日付や時刻を扱う時に覚えておかなければならない「UNIX時間」についての説明と、UNIX時間を取得するための関数time()について説明させていただきたいと思います。
- 今回使用する関数
- time()
- 今回使用するサーバー
- XAMPP
- 実行環境
- Windows10
もくじ
UNIX時間は「秒」で認識
私達人間が日付や時間を認識する時は「○○年○○月○○日、○○時○○分」のような形で認識しています。しかしPHPは違います。
PHPは時間や日付を全て「秒」で認識します。
例えば、現在の日付は2017年11月08日16時16分ですが、PHPはどのように認識しているかというと
「1510125336」
のように認識しています。
これがUNIX時間です。PHPは時刻や日付は全てこのUNIX時間という形で認識しています。
ちなみに、UNIXタイム、UNIX時間、エポックタイム…などなど様々な言い方があるようです。
UNIX時間はいつからを基準に数えている秒数か??
UNIX時間は「秒」と説明しましたが、ではいつからを基準に何秒経っているかを計算しているのでしょうか??
「1970年1月1日00:00:00」
この日を基準として経過秒数を表しています。
PHPで時刻や日付を取得する時はUNIX時間を利用する
つまり、PHPで時間や日付を表示させたい時は、まずUNIX時間を取得してそれを利用して時間や日付を画面に表示していくという形がオーソドックスな方法のようです。
time関数で現在のUNIX時間を取得する
ではまずは、UNIX時間を取得してくれる関数time()を使用します。
time()は現在のUNIX時間を取得してくれる関数です。
UNIX時間を取得してくれる関数は何種類もあり、time()は現在のUNIX時間を取得しますが、他にも、指定した日時のUNIX時間を取得してくれる関数などがあります。
今回の記事では現在のUNIX時間を取得するtime()を使用したいと思います。
手順1:テキストエディタにコードを記入
<?php echo time(); ?>
テキストエディタに上記したようなコードを入力します。
関数time()には引数(カッコ「()」の中身)は必要ないため、常にtime();
の形で使います。
手順2:ファイルを保存する
コードの記入が終わったらファイルを保存します。
今回の記事ではXAMPPを使用しているため、ファイルの保存先は
「xampp/htdocs/フォルダを作りその中に保存」
にしました。
保存する時のファイルの拡張子が「.php」となっているか注意してください。
手順3:ブラウザに表示
私の環境では、ブラウザのURL入力欄にhttp://localhost/フォルダ名/ファイル名
を入力し、表示させました。
するとUNIXタイムスタンプが画面に表示されます。
UNIX時間を表示させただけでは意味不明
とりあえずUNIX時間を取得することには成功して、数字を画面に表示することもできました。
しかし、この数字はPHPにとってはわかりやすいのかもしれませんが、私達人間が見ても意味不明な数字です。
この取得したUNIX時間を、私達が見てもわかるような表示方法に変える作業が必要になってきます。
「1510125336」を「○○年○○月○○日、○○時○○分」というような、わかりやすい見た目にするのも関数を使用します。
ここから先は「PHPで時刻や日付を取得し表示する方法 #2」にてご紹介したいと思います。
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