かなり多くのユーザーがが利用しているであろうGoogle Drive。近頃になって「同期できなくなった」という報告や「ファイルを比較しています…」と表示されたまま機能していないという報告がある。
これらに比較的共通しているのはWindowsをアップグレードした後からということである。先月末からMicrosoftはWindows 10を一般ユーザー向けにもリリースしている。
おそらくWindows 10にアップグレードしたことでこういった問題を抱えているユーザーが増えたのではないかと考えられる。
ここでは、このような問題が解決するかもしれない方法を簡単に説明する。もし以下の方法で解決したユーザーがいれば是非同じ状況のユーザーに教えていただきたい。
症状
よく使用されているGoogle Driveだからこそ同期できなかったらとても困る。Google Driveはオンラインストレージとして利用されているが、PC用アプリとしても人気がある。
これを利用することでわざわざGoogle Driveのウェブページを開いてアップロードなどをすることなくPCに生成されたGoogle Driveフォルダにドロップするだけでインターネットに接続出来る状態であれば自動的に同期してくれる便利なものである。
もちろん常駐させておく必要があり、常駐させている場合はWindowsのタスクバーにGoogle Driveのアイコンが表示されている。ここを右クリックするとウェブ上のGoogle DriveにアクセスしたりPC上のGoogle Driveフォルダにアクセスすることもできる。
また同期状態もここで確認することができる。しかし同期状態を確認しようとすると「1個のファイルを比較しています…」と表示されたまま同期されていないという問題が発生している。
原因はファイアーウォールか
全員が同じ原因というわけではないが、多くのユーザーはファイアウォールの見直しで解決したということだそうだ。
Windows ファイアーウォールは悪意のあるソフトウェアによるインターネットやネットワークを経由したアクセスなどを防ぐことができるものであるが、どうやらGoogle Driveが引っかかってしまっているということだそう。
つまりGoogle Driveはファイアーウォールで許可する設定をしておけばよいということだ。では、具体的な手順を説明する。
Step1. 検索ウィンドウから「Windowsファイアウォール」を検索しクリックして開く
Step2. 「Windowsファイアウォールを介したアプリまたは機能を許可」をクリック
Step3. 「設定の変更」ボタンを選択した後「別のアプリの許可」をクリック。(管理者アカウントが必要)
Step4. GoogleDriveのアプリケーション「googledrivesync.exe」を選択する
GoogleDriveを別の場所にしている場合はその場所にあるgoogledrivesync.exeを指定する。
Step5. 追加されているのを確認したらOKボタンをクリック
Step6. Google Driveを再起動する(Google Driveアイコンを右クリック、もしくはタスクマネージャ)
以上の設定を終えると「1個のファイルを比較しています…」が次々と数字が増え、順調に同期されていっていることが確認できる。
初めに説明したとおり、必ずしも全員が解決できるというわけではないが比較的この方法で解決できたという報告が多かったのでもし同じ症状になった場合は試してほしい。
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