通常、ファイルやフォルダーなどの所有権を取得や変更を行うには右クリックしプロパティを開いていくつかの手順を行う必要がある。1度の作業であれば問題ないかもしれないが、場合によっては何度か行う必要があることがあるかもしれない。そういった場合にはできるだけ簡単な手順で行うことができたら非常に便利なはずだ。
ここでは、Windows上のすべてのファイルやフォルダー、そしてドライブを右クリックして表示されるコンテキストメニュー(右クリックメニュー)に、「所有権の取得」というオプションを追加し、簡単に所有権を取得できるようにする方法を簡単に説明する。
以下の手順を行うには管理者としてログインしておく必要が有ることに注意。
右クリックメニューから簡単に「所有権の取得」
以下の手順を行うと、ファイルやフォルダー、ドライブを右クリックし表示されるコンテキストメニュー内に「所有権の取得」オプションが追加される。
このオプションから現在のユーザーに所有権を変更し管理グループのフルアクセス権を付与することで、即座にフィルやフォルダー、またはドライブなどのすべてのコンテンツの所有権を取得することができる。
手順を行う前の注意点
- アプリケーションファイル(例:EXE, CMD, MSI)は「所有権の取得」は表示されず「管理者として実行」をそのまま表示される。
- ファイルやフォルダー、ドライブを右クリックして「所有権の取得」をクリックすると初めにユーザーアカウント制御が表示されることがある。ユーザーが管理者としてサインインしている場合はそのまま「はい」をクリックすると所有権を取得することができる。
- ファイル、フォルダーまたはドライブの所有者は、現在の管理人ユーザーアカウントに変更される。
- アクセス許可は、ファイル、フォルダー、またはドライブのAdministratorsグループでフルコントロールを許可するように設定される。
- 標準ユーザーとしてログインされている場合、承認し所有権を取得するためにユーザーが選択した管理者のパスワードを入力する必要がある。
- 以下の手順はREGファイルを使ってレジストリに変更を加えるので行う際は自己責任で
手順
追加用REGファイル
右クリックメニューに「所有権の取得」を追加する場合
デフォルト用REGファイル
右クリックメニューの「所有権の取得」を削除する場合
- Step1. 上記のダウンロードリンクから「所有権の取得」を追加または削除するregファイルをダウンロードする
- Step2. ダウンロードしたregファイルをダブルクリックする。(ユーザーアカウント制御が表示された場合は「はい」をクリック)
- Step3. 「続行しますか?」と問われるので「はい」を選択する
- Step4. レジストリに正常に追加されたら「OK」ボタンをクリックして閉じる
問題なくレジストリを変更できたら、一度ファイルやフォルダーなどを右クリックし「所有権の取得」のオプションが追加されているかどうかを確認しておこう。
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