iOSデバイスではアプリを開くときや、アプリスイッチャーなどを開くときにアニメーションが適用されており、なめらかな動きになっている。しかし、使用しているユーザーにとっては逆に遅く感じてしまうこともある。もちろん実際に動作が重くなっているというわけではないが、素早く画面を切り替えたい、表示させたいと思うこともある。
「視差効果を減らす」でオフに出来たが…
iOSデバイスは設定アプリから行える「視差効果を減らす」オプションを有効にすることで、アニメーションをオフにすることはできていたが、完全にオフになっているわけではない。具体的には視差効果を減らすオプションを有効にすると、画面がフェードしながら切り替わるようになる。
新たなバグが報告される
しかし、海外の掲示板であるredditにて、完全に無効にしてしまう方法が発見された。これは一種のバグのようなうもので、アップデートで改善されてしまう可能性がある。報告によると、iOS 9.3 beta 6でも可能であるようだ。脱獄デバイスであれば、アニメーション完全に無効にすることができていたが、未脱獄デバイスではできなかったため、面白い発見だ。
視差効果無効やフェード効果さえも表示させない素早く画面を切り替えることが出来る具体的な手順を以下で説明するが、恐らくバグであるため行う際は自己責任でお願いする。
追記:以下の方法はiOS9のみ有効。その他のバージョンのiOSではできない、またはクラッシュしてしまうこともあるとの報告があるので注意!!
アニメーション比較
GIF動画をご覧いただくとわかるように、左がデフォルトの「視差効果を減らす」オプションを無効にしている状態。中央が、「視差効果を減らす」オプションを有効にし、アニメーションをオフにした状態。右は今回紹介する完全にアニメーションをオフにした状態だ。
中央は徐々に拡大するようなアニメーションがオフになっているが、フェードしながら表示されているのがわかる。しかし今回の裏技を使用するとフェード効果さえ表示されず、一瞬で画面が切り替わっているのがわかる。
手順1. AssistiveTouchを有効にする
設定アプリを開き、一般、アクセシビリティ、AssistiveTouchへと進み、AssistiveTouchを有効にする。
手順2. AssistiveTouchを右下に
次に、ホームボタンを押してホーム画面に戻り、AssistiveTouchの黒いアイコンを指で移動させて画面の右下に配置する。
手順3. Spotlight検索の表示/非表示を繰り返す
次にホーム画面を下にスワイプしてSpotlight検索を表示させ、すぐにディスプレイ上をタップして非表示にする。これを数回繰り返す。20回もすれば十分だろう。
コツとして、Spotlight検索を表示させた時、AssistiveTouchのボタンがワンテンポ遅れてキーボードより上に移動している。AssistiveTouchボタンが上に移動したのを確認してから、画面上をタップしてホーム画面に戻る。繰り返しているうちにワンテンポ遅れることなく上に移動する。この時点で完成しているだろう。
繰り返しているうちに、Spotlightの表示速度が速くなっていることに気づくはずだ。手順を終えたらAssistiveTouchを再度オフにしても問題ない。
たったこれだけの手順で簡単にアニメーションを完全に無効にすることが出来る。尚、再び元に戻したい時は、デバイスを再起動させるだけで簡単に戻すことが出来る。
環境によっては出来なこともあるかもしれないので注意!!
参考動画
9to5macでわかりやすい動画が投稿されているのでこちらも参考に。
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- 週間Tweaks:iPhoneXでスワイプアップでロック「SwipeUpLockX」やドックをカスタマイズ「Marina」など - 2018/02/05
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