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WindowsのiTunesが遅い・重い時に見直すべきいくつかの項目

iTunesはMacでもWindowdsでも使用できるが、Windows上のiTunesを使用している場合、読み込み速度が遅い、起動するのにも時間がかかるということがよくある。MacとWindowsで比較してみても明らかにWindowsの方が遅いように感じる。
しかし、Windowsでもいくつかの設定や方法を行うと少しはスピードアップすることができる。

ここでは、Windows上のiTunesをより速く動作させるための方法をいくつか紹介する。

方法1. スマートプレイリストを削除する

iTunesをより速く読み込ませる為に、スマートプレイリストを無効にするという方法がある。一部のユーザーでは好んで使用しているかもしれないが、もし使用しない場合であれば削除しておくと良いだろう。

スマートプレイリストは、iTunesが常にライブラリを分析しその結果をスマートプレイリストとして生成する。これによりiTunesのパフォーマンスが大幅に低下していると言われている。場合によっては、スマートプレイリストを削除するだけでiTunesの起動速度が2、3倍速くなるという情報もある。

  1. iTunesを開きスマートプレイリストを削除

    方法はとても簡単で、iTunesを起動し、ライブラリの左側パネルにある「ミュージックプレイリスト」内にあるギアアイコンのプレイリストを右クリックして削除する。
    複数ある場合で不要なスマートプレイリストがあれば同じ手順で削除しよう。

方法2. Geniusを無効にする

Geniusは、ユーザーが聞きたい音楽をより多く発見するためにiTunesライブラリに関する情報をAppleに送っている。その為、バックグラウンドで多くのリソースを使用しiTunesの動作速度の低下に繋がることがある。

注意点として、iCloudミュージックライブラリを使用している場合はGeniusを無効にすることが出来ないので注意。

  1. iTunesメニューからGeniusをオフ

    iTunesを開き、上部のメニューから「ファイル > ライブラリ > Geniusをオフ」の順で選択してGeniusをオフにする。オンにする時も同じ手順で行う。

    もしWindows7やWindows8で、iTunesのメニューが表示されない場合は以下のページを参考に。
    https://support.apple.com/kb/PH20373

方法3. 自動同期を無効にする

自動同期が有効になっている場合、PCに接続されているデバイスを最新のiTunesライブラリに自動的に同期させるため、iTunesの動作が遅くなる、またはフリーズすることが軽減される。

  1. iTunesメニューから設定を開く

    iTunesを起動し、上部のメニューから「編集 > 設定」の順で開く。

    もしWindows7やWindows8で、iTunesのメニューが表示されない場合は以下のページを参考に。
    https://support.apple.com/kb/PH20373

  2. 「自動的に同期しない」のチェック

    デバイスの環境設定パネルが開いたら、「デバイス」タブを選択し、「iPod、iPhone、およびiPadを自動的に同期しない」のチェックボックスにチェックを入れ「OK」ボタンをクリックする。

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方法4. 重複ファイルを削除する

ミュージックライブラリが沢山あるほどiTunesが遅くなるので、可能な限りitunesのミュージックライブラリを減らす方が良い。
沢山の曲が入っていれば、重複した曲がある可能性がある。重複している音楽ファイルがある場合、重複したファイルで不要なものがあれば削除する。

  1. ライブラリの曲を開く
    iTunesを開き、ライブラリの「曲」を選択する。
  2. iTunesメニューから重複する項目を表示

    上部のiTunesメニューから「ファイル>ライブラリ>重複する項目を表示」の順で開く。

    もしWindows7やWindows8で、iTunesのメニューが表示されない場合は以下のページを参考に。
    https://support.apple.com/kb/PH20373

  3. 重複項目を削除

    ミュージックライブラリ内の重複している項目が表示されるので、削除しても問題ないかどうかを確認し、問題がない場合は曲を右クリックし「ライブラリから削除」をクリックする。

    その後、確認ウィンドウが表示されるので、「曲を削除」をクリックする。

    さらにファイル自体を削除するかどうかの確認ウィンドウが表示された場合、「ファイルを削除」、「ファイルを保持」または「キャンセル」の任意の項目を選択する。

方法5. 列の項目を減らす

プレイリスト内の不要な列情報も、iTunesの速度が遅くなる原因となる。列が多すぎるとリソースが増えるだけでなく、曲を探すのにが難しくなる。列に表示している不要な項目があれば減らしておこう。

  1. ライブラリの列を整理

    iTunesのライブラリを開き、列の最上部で右クリックし、不要な項目のチェックを外す。

    他の方法として、「表示」>「表示オプションを表示」の順にクリックして、表示項目を確認することが出来る。

方法6. Bonjourを無効にする

iTunesをインストールした時に一緒にインストールされているBonjourは、プリンタとファイル共有サーバーを検索するものである。例えば共有された音楽を検索するために使用されている。その他、iPhoneから使用できる「iTunes Remote」アプリなどもBonjourが起動していない場合は利用できない。

Bonjourとは別に、「Apple Software Update」も無効にするとiTunesの速度が向上するが、iTunesなどのソフトのアップデートを自動で確認してくれるものなので、あまりおすすめはしない。

  1. サービスを開く

    Win+Rキーでファイル名を指定して実行画面を表示し、「services.msc」と入力し、サービスを開く。

  2. Bonjourサービスを停止・無効

    サービスの右パネルにある「Bounjourサービス」という項目を探しダブルクリックする。Bonjourサービスのプロパティが開いたら、
    サービスの状態の項目で「停止」をクリックし、スタートアップの項目を「無効」に選択し「OK」ボタンをクリックする。

出典または引用