Windowsで、「Windows Modules Installer Worker」というプロセスがCPUやディスクのリソースを大量に使用していることがある。TiWorker.exeとも呼ばれるこのプロセスは、Windowsのオペレーティングシステムの一部である。
ここでは、そのWindows Modules Installer Workerがどのようなことを行っているのか、そして無効にする方法または対処法はあるのか、などを簡単にまとめてみる。
もくじ
Windows Modules Installer Workerについて
このシステムプロセスは、「Windows の更新プログラムおよびオプション コンポーネントのインストール、変更、および削除を可能にします。」という内容である。Windows10がWindows Updateを通じてOSの更新プログラムを自動的にインストールするため、このプロセスはバックグラウンドでアップデートをインストールする役割のようだ。
Windows10のタスクマネージャのプロセスタブで「Windows Modules Installer Worker」とう名前のプロセスが表示され、詳細タブには「TiWorker.exe」という名前で表示されている。
毎月第2火曜日に重くなる?
Microsoftは基本的に毎月第2火曜日にアップデートをリリースしており、火曜日にこのプロセスが多くのCPUを使用しているのであれば、使用しているPCがMicrosoftからの新しいアップデートをダウンロードしたばかりである可能性がある。もちろん第2火曜日以外にも、必要があれば更新をリリースしていることがある。
なぜCPUを多く使うのか
これらの更新プログラムをインストールするためにPCを再起動する必要はないが、Windowsではバックグラウンドで多くの更新作業が行われている。
しかし、このプロセスは最終的には終了し、CPUやディスクのリソースの使用を停止することになり、タスクマネージャからも実行中のプロセスには表示されなくなる。それまでの時間は使用しているPCのCPUやストレージの速度や更新の数によって異なり、場合によっては使用率が100%に達していることもある。
つまりさほどCPU使用率が高くならない環境も多くあるのだ。
対処法や無効にする方法について
多くのリソースを使用するWindows Modules Installer Workerではあるが、タスクマネージャから「Windows Modules Installer Worker」を終了させる一時的な方法や、サービスから「Windows Modules Installer」を停止または無効にする永続的な方法などで、実際には停止することは出来るが…。
停止は非推奨!!
しかし、これを停止してしまうとWindowsが更新プログラムを正しくインストールできなくなる他、数ヶ月前に問題になったランサムウェア「WannaCry」などから守ることが出来る重要なセキュリティアップデートなどもインストールされなくなる。そのためこれらを停止することはおすすめできない。
もちろん手動でアップデートをインストールすることも出来るが、アップデート後にTiWorker.exeが処理を行うため、結局のところ「しばらく待つ」というのが一番PCにとっても良いことになるだろう。
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