ロック画面やホーム画面上に天気を表示させる事ができる大人気だったForecastが、LockInfoと共に開発が停止されており、iOS 9向けのアップデートはなくなったと思われていた。しかし別の開発者がForecastの開発を引き継ぎ、ベータ版を公開していることがわかった。このバージョンでは多くのバグの修正が行われている。
今回はベータ版ということもあり、正式バージョンが公開された時はさらに改善や追加されるものがあると思うので、ここでは軽く紹介することにする。
※本記事は脱獄(Jailbreak)iOSデバイス向けの記事です。脱獄していないデバイスでは動作しません。脱獄や脱獄後に関しては以下のリンクを参考にして下さい。
Forecast
Forecastをインストールすると、ロック画面上またはホーム画面上、またはその両方で天気を表示させることができるTweakである。ロック画面上では左下に小さく天気と温度が表示される。こちらのページで作者によるいくつかのスクリーンショットを確認できる。
そしてホーム画面とロック画面の両方でWeather Wallpaperという天気が表示された壁紙を適用することができ、これらにアニメーションを追加する機能も存在する。
すべてユーザーの設定でオンとオフを切り替えることができ、天気の取得時間の感覚も設定可能だ。
リポジトリの追加とインストール前の注意点
http://apt.dba-tech.net/beta/
上記のリポジトリを追加後にForecast for iOS 7/8/9をインストールする。
開発を受け継いだKarenさんにより、reddit上でいくつかの注意事項や変更履歴が記載されている。
なぜあなた(Karen)のリポではないのか?
有料パッケージであるためです。レポは、それを購入した人だけがアクセスできるように設定する必要があります。そのようにする方法は、CydiaのプライベートAPIキーが必要です。キーの所有者以外と共有することはできません。結果として、Davidはdba-techレポへのアクセス権を私に与えることを選択しました。
iOS 9でForecastを購入するには?
残念ながら、現時点でのiOS 9でForecastを新規購入することはできません。SystemVersion.plistの変更を行う方法で購入できるトリックがありますが、この方法はおすすめしません。Forecastはベータ版が終了した時にiOS 9でも購入することができるようになります。
変更履歴
[iOS 9]iOS 9のSpringBoard上でクラッシュするバグを修正しました。
[iOS 9]天気の壁紙がiOS 9で機能しないバグを修正しました。
[iOS 9]天気のUIリソースを検索することができないバグを修正しました。
[iOS 7+]いくつかのシステムメソッドを壊すバグを修正しました。
[iOS 8+]FDE暗号化が実行される前に、再起動後にユーザーが好みの都市を取得することができないようにしているiOS 8のFDEポリシーを回避するために幾つかのコードを追加しました。
[iOS 8+]iOS 8 FDEが原因で天気の設定データが使用できなくなるのを回避するために、ローカルのplistにユーザーの好みの都市をキャッシュする機能を追加しました。
その他、詳細はこちらのリンクから。
現在はまだベータ版ということもあり、互換性に関するトラブルがいくつかあるようだ。また、iOS 9では新規購入はできないようになっている。/System/Library/CoreServices/SystemVersion.plistのバージョンを手動で変更することで新規購入は可能になるが、おすすめできるものではないので、行う際は自己責任で。
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