日本語フリック入力を使わないユーザーには良いものかもしれないTweakの登場だ。
通常iOSのキーボードは地球キーをタップして英語入力や絵文字キーボードに切り替えたりしていた。このKeyTransitionはキーボード上を上下にスワイプするだけで違うキーボードに切り替えることができる便利なものだ。
※本記事は脱獄(Jailbreak)iOSデバイス向けの記事です。脱獄していないデバイスでは動作しません。脱獄や脱獄後に関しては以下のリンクを参考にして下さい。
KeyTransition
KeyTransitionをインストールすると、iOSのキーボード上で上または下にスワイプするとキーボードが素早く切り替わってくれる。
わざわざ地球キーをタップする必要がなくなるわけだ。大した短縮にはならないかもしれないが、とても便利だと感じる人も多いはずだ。
KeyTransitionは設定アプリから6種類のアニメーションや速度を変更したりバイブ設定、スワイプ可能なエリアを指定することができる。
KeySwipeとの関係性
別のTweakでKeySwipeというものがあったが、KeySwipeよりもKeyTransitionの方がオプションが多い上に無料で提供されている。
というのも実はKeyTransitionの作者が「KeySwipeの作者はKeyTransitionのアイデアをクレジットなしでそのまま使ってしまっている盗作品のようなものである。しかも有料で。」と、指摘している。
KeySwipeの作者は反論しているが、ユーザーにとっては高性能な上に無料、そしてアイデア元なのであれば…という感じではある。KeyTransitionの開発者達は元々無料で提供する予定だったそうなので購入してしまった人は失敗だったかもしれない。
フリック入力は未対応…
今後対応してくれるかどうかはわからないが、日本語 – かなキーボードには対応しておらず、平仮名、英語、数字全てのフリック入力に対応していないようだ。
実際にはクラッシュするということではないが、上下にスワイプするとキーボードが切り替わってしまうので実質使えない状態になっている。
リポジトリ
http://beta-repo.sassoty.com/
Cydiaから上記のリポジトリを登録後、「KeyTransition」を検索しインストールしよう。
設定
KeyTransitionは設定アプリからいくつかの設定を行える。
Enabled(有効/無効)
Animation(アニメーション)
- None(なし)
- Random(ランダム)
- Fade(フェード)
- Vertical Slide(横スライド)
- Horizontal Slide(縦スライド)
- Shrink(縮小)
- Grow(拡大)
- Card Stack (Shrink & Grow)(縮小 & 拡大)
Estras(エクストラ設定)
- Invert Swipe Directions(スワイプ方向の反転)
- Vibrate on Change(変更時にバイブ)
- Animation Length(アニメーションの長さ)
- Active Swipe Areas(有効なスワイプエリア)
- Left Column(左カラム)
- Middle Column(中央カラム)
- Right Column(右カラム)
アニメーション動画
日本語化
「https://i-bitzedge.com/repo/」
必要があればCydiaに上記のソースを追加していただくと日本語ファイルのインストール可能だ。翻訳をミスしている可能性も十分あるのですべて自己責任でお願いする。
情報・バグや互換性
KeyTransition (v0.0.1-301) (無料)
- SwipeSelection、SwipeExpanderと互換性があり
- iPadはまだ未対応
現在日本語かなキーには対応していないが、今後対応したとするとかなり使い勝手のよいものになりそうだ。無料なのにすばらしいTweakではないだろうか。
このTweakについてどう思いますか?その他バグや互換性などの情報があれば以下のコメント欄よりお聞かせ下さい。
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