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Seeker : ミュージックコントロールのシークバーとシーキング機能を拡張 [脱獄アプリ]

Seekerは、様々なサードパーティ製のミュージックアプリにも対応する、シークバーとシーキング機能を強化するTweakである。

Appleのアプリであるデフォルトのミュージックアプリと同じようにサードパーティ製のミュージックストリーミングアプリでもシークができるようになったり、シークバーのつまみを丸く変更し調整しやすくしたりでき、iOSデバイスで音楽をよく聞くユーザーにとっては便利なものである。

 

※本記事は脱獄(Jailbreak)iOSデバイス向けの記事です。脱獄していないデバイスでは動作しません。脱獄や脱獄後に関しては以下のリンクを参考にして下さい。

脱獄Q&A : 脱獄(JailBreak)とは?よくある質問や脱獄後の質問など

Seeker

Seekerをインストールすると、App StoreからインストールできるSoundCloudや、CydiaアプリのAuxo, Seng, iOSデフォルトのミュージックアプリで使用されるミュージックコントロール上にあるシーク機能を拡張してくれる。

拡張できるものは以下のとおり。

これらの具体的な説明については以下で説明する。

この脱獄アプリが出来ること・優れている点

  • シークできないアプリでもシーク出来るようになる(全てではない)
  • 純正ミュージックアプリのシークバーのツマミを丸くして使いやすくする
  • 短時間早送りできる便利なインクリメントコントロール

パッケージ情報

Package Seeker
Version 1.0.1
Price $2.99
Author Ron Thakrar
Section Tweak
Repository BigBoss

iOS 8.4 – iOS 9のiPhone, iPad, iPodに互換性。

 

Seeking

左:インストール前  右:インストール後

通常であればシーク(再生位置を調整)することができないストリーミングアプリなどでも、シーク出来るようになるという機能。このオプションは設定アプリから行う必要はなく、Seekerをインストールすると適用されている。

 

Live Seek

Live Seekは、スライダーの動きと同時にシークし更新する機能。つまり、

オフにした場合:音楽再生時にスライダーを調整している場合、スライダーから指を離さない限り、音楽はそのまま再生され、指を離した時に初めて再生位置が変更され、その位置から再生される。

オンにした場合:スライダーを移動する度にその場所を再生し、プレビュー再生として確認しながらシークすることができる。

 

Increment Controls

短時間の早送り/巻き戻しボタン

Podcastスタイルのコントロールで、短時間の早送り、巻き戻しのシークができるボタンを再生ボタンの両側に追加する。これらの新しいボタンはすでに存在する巻き戻し/早送り(前の曲/次の曲)ボタンの横に追加する仕組みになっており、置き換えられてしまうことはない。

インクリメント時間の間隔は、音楽の長さやオーディオの種類に合わせて変化する。例えば、一般的な長さの音楽の場合は、3~7秒シークでき、長い場合は10秒以上になることもある。計算されたインクリメントの時間間隔はボタン上に表示される。

Podcastは4つのボタンに

また、SeekerのIncrement ControlsはPodcastの既存のコントロールに追加される。つまりAppleのPodcastアプリの場合は元から付いているボタン2つにさらに2つが追加されるので、4つのコントロールが表示されることになる。Increment ControlsはColorFlowやCustomCoverなどの色に関する拡張もサポートしている。

 

Media Controls

前の曲/次の曲ボタンを長押しすると、Appleのミュージックアプリのように、それぞれ巻き戻しまたは早送りすることができる。

長押しされている時間に応じてスクラブ速度が調整される。(押し初めは遅く、徐々に加速)

 

Smart Previews

Live Seekが有効になっていて、メディアコントロールボタンで調整すると、僅かに先読みしてライブオーディオをプレビュー再生しようとする。再生されているプレビューの位置でメディアコントロールボタンから指を離すと、そこから近い場所から再生を再開する。

この機能を有効にするには、Media ControlsとLive Seek機能を有効にする必要がある。また、このオプションはMedia Controlsと同様に、デフォルトのミュージックアプリには適用されない。

 

Smooth Seek

Appleの「fine scrubbing」を置き換えることでスライダーの動作を滑らかにし、いつでも高速スクラブを可能にする。このオプションはミュージックアプリ内のスライダーに影響を与える。

 

Round Seeker

シークバーのつまみを丸く

デフォルトのスライドバーを丸いつまみに変更する。つまみやすい以前のiOSのスタイルに似ている。コントロールセンターとロック画面のボリュームと明るさ調整のつまみの大きさは新しい外観と一致するように変更されている。

また、このオプションはColorFlowなどの色付けにも対応している。

 

Tap-To-Seek

つまみを操作して再生位置を調整するだけでなく、スライダー上の任意の場所をタップするとすぐにタップした場所まで移動する。

 

Hardware Increments

素早くボリュームアップボタンまたはボリュームダウンボタンを2回押しすることで、Increment Controlsと同じように早送り/巻き戻しができる。

これはActivatorを介してボリュームボタンで操作するのに慣れている人のため、ボリュームボタンで操作できるように作られた機能。このオプションはAcitvatorを必要とせず動作する。

 

Increment Labels

時間部分をタップして早送り/巻き戻し

スライダーの両側の経過時間と残り時間のラベルをタップすると、Increment Controlsと同じ機能で、早送り/巻き戻しができる。

このオプションは様々なサードパーティ製のtweakにも互換性がある。通常のIncrement Controlsの代わりに、または一緒にこのオプションを使用可能。

 

Brightened Labels

タイトルや時間を明るく表示

デフォルトでは、暗く読みづらいロック画面上の再生時間とボリュームコントロールのメディアタイトルを明るく表示する。このオプションはすべてのアプリで動作する。

 

Playing Label

再生しているプレイヤーアプリ名を表示

再生中のタイトルの横に、再生しているアプリケーションの名前を追加する。このオプションはすべてのアプリで動作する。

 

設定と日本語化

設定アプリから設定できる内容は、上記のオプションを単純にオンとオフを切り替えるだけの仕組みになっている。

必要があればCydiaに下記のソースを追加していただくと日本語ファイルのインストール可能だ。翻訳をミスしている可能性も十分あるのですべて自己責任でお願いする。また、タップでリポジトリを追加できない場合は、手動でCydiaに入力していただきたい。

https://i-bitzedge.com/repo/

 

まとめ

Seekerは、様々なサードパーティ製のミュージックアプリにも対応する、シークバーとシーキング機能を強化するTweakである。

Appleのアプリであるデフォルトのミュージックアプリと同じようにサードパーティ製のミュージックストリーミングアプリでもシークができるようになったり、シークバーのつまみを丸く変更し調整しやすくしたりできる。

iOSデバイスで音楽をよく聞くユーザーで、特にシーク操作を行うことが多いユーザーにとっては便利な脱獄アプリである。