iPhoneやiPad, iPod touchでWinterBoardを使ってアイコンを変更したり、ホーム画面上のアイコンの位置をレイアウトするときに、一時的に保存しておきたいことがある。
例えば
「今だけはWinterBoardテーマやアイコンの配置をデフォルトの位置に戻したい、でも一度戻してしまうと、またWinterBoardやアイコンの配置を再配置するのが面倒…」
こういうときに便利なのがSetBack 9。このTweakを使うとアイコンの配置や壁紙、テーマなどを複数記憶していつでも切り替えることが出来る。過去にもSetBackはリリースされていたが、SetBack 9はiOS 9に対応したバージョンとなっている。
※本記事は脱獄(Jailbreak)iOSデバイス向けの記事です。脱獄していないデバイスでは動作しません。脱獄や脱獄後に関しては以下のリンクを参考にして下さい。
SetBack 9
SetBack 9を使用すると、WinterBoardを使ったテーマでのカスタマイズや壁紙、アイコンのレイアウト、全てのTweakの設定などを複数保存することができ、すぐに変更することができる。
通常であれば、壁紙やテーマ、レイアウトはそれぞれ手動で変更するため手間が掛かるが、SetBackは一度登録しておけば2度目からは1タップで自動で適用してくれる。お気に入りのセットアップがあれば、それらをSetBackに登録しておいて、気分に合わせて変更することができる。
SetBack 9は前作SetBackを購入しているユーザーは無料でインストールでき、新規ユーザーは$2.00で購入できる。また、32bitデバイスでは完全には対応しておらず、バグが残っているが早い段階で修正する予定とのことだ。
主な特徴(保存できるもの)
SetBack 9は以下のものを保存できる。
- 全てのTweakの設定
- 壁紙
- ホーム画面のレイアウト
- テーマ
- その他多くのもの
セットアップとして保存したものはSetBackアプリから簡単に変更することができる。また、セットアップで保存された設定は以下に保存されている。
全てのTweakの設定
- var/mobile/Library/SetBack/セットアップ名/Preferences
ホーム画面やサムネイルなど
- var/mobile/Library/SetBack/セットアップ名/SpringBoard
セットアップの登録
SetBackにセットアップとして登録するにはとても簡単で以下の手順で登録する。
- 登録したいレイアウトを完成させる
- ホーム画面上にあるSetBackアプリをタップして開く
- 下にある「+」ボタンをタップする
- 任意のセットアップ名を入力して「Save」をタップ
- セットアップリストに登録したセットアップが並んでいれば完成
セットアップの適用
登録しておいたセットアップを適用するのもとてもシンプルだ。
- SetBackアプリを開く
- 適用したいセットアップを選択する
- ポップアップが開くのでYesをタップ
- 適用され、自動でリスプリングが始まる
- 起動するとセットアップが適用されている
セットアップを編集
一度登録したセットアップは後から編集やリネーム、削除することができる。
- Update・・・現在のセットアップを上書きすることができる。
- Rename・・・セットアップ名の変更。
- Delete・・・セットアップの削除
情報・バグや互換性
Package | SetBack 9 |
Version | 1.0 |
Price | $2.00 |
Author | GroovyCarrot |
Section | Tweaks |
Repository | ModMyi |
- 32bitデバイスではインストールはできるが未対応。(早い段階で対応する予定)
- Anchorで設定したレイアウトの適用に失敗する
- 壁紙が適用されない時がある
- スポットライト検索からのSetBackが起動できない
テーマを頻繁に変更したり、カスタマイズするユーザーにとっては必要不可欠なものなのかもしれない。テーマだけでなく、各Tweakの設定も保存されるので非常に便利なTweakだ。
このTweakについてどう思いますか?その他バグや互換性などの情報があれば以下のコメント欄よりお聞かせ下さい。
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