約2年前からリリースされていたSnapperがバージョンアップし、Snapper 2となって再び公開されている。
Snapperは自分が好きな場所・範囲を指定してスクリーンショットを撮影することができ、さらに撮ったスクリーンショットを付箋にして画面上のどこにでも貼り付けることができる。
Snapper 2は前回のSnapperと比べて多くの機能が追加されているようだ。
※本記事は脱獄(Jailbreak)iOSデバイス向けの記事です。脱獄していないデバイスでは動作しません。脱獄や脱獄後に関しては以下のリンクを参考にして下さい。
Snapper 2
Snapper 2をインストールすると、iOSデバイス画面上の好きな部分をトリミング・範囲を指定してスクリーンショットを撮影することができる。さらに撮影したスクリーンショットを付箋として画面上にいつでも表示させておくことが可能だ。
具体的な例を挙げると、WiFiパスワードやApp Storeのパスワード、忘れてしまいがちなものを表示させておく、というようなことができる。メモ帳やアプリ上に保存している場合であれば、その画面との行き来が必要になるが、付箋として表示させておくとその手間が省けるということになる。
付箋はいつでも場所を移動したり、大きさの調整もピンチイン/アウトで直感的に操作したりして変更することができる。
主な特徴
Snapper 2は以下のような特徴がある。
- スナップ前にトリミング範囲をコントロール
- コントロールを調整せず素早くスナップするモード
- カスタマイズ可能
- Activatorと連携可能
- スナップを履歴として保存。履歴パネルから呼び出し。
- 同時に複数のスナップ
- Facebook headsのようなインターフェイスでスナップを削除
- 瞬時にカメラロールへ保存
- デフォルトの共有メニューを使用
- 自動的にクリップボードにコピー
- DRMなし
- 素晴らしいアニメーション
- その他多くのもの
使用例(こんな時に便利)
- パスワード入力のために2つのアプリ間を往復せずに画面を比較
- 瞬時に画像を共有
- 検索時に関連するものを表示
- 難しい単語・スペルを入力するときにスナップがあれば便利
- ほんの僅かな領域だけでもスクリーンショット
- ズーム可能な画像
と説明されている。細かな設定は設定アプリ内から行える。
使い方
Snapper 2の使い方は直感的にしようすることができ、Activatorを経由して、Normal ModeまたはInstant Modeを起動させてスクリーンショットを撮影する。基本的には以下の様な流れだ。
- Normal/Instant ModeをActivatorで起動
- 範囲をドラッグで指定
- トリミングを確定させる。
- Normal Modeであればダブルタップで確定
- Instant Modeであれば自動的に確定
- 削除/保存/共有アイコンにドロップ
Normal Mode
Normal Modeはスクリーンショットしたいエリアを自由に調整することができる。そのため、設定から行えるトリミングガイドラインを表示や、トリミングスタイルを変更させたりして細かな範囲を指定することができる。
トリミング時(ドラッグ操作前)に長押しするとキャンセルすることができる。トリミング後に確定させるにはダブルタップし、トリプルタップでコントロールの切り替え、長押しするとキャンセルできる。
Instant Mode
反対にInstant Modeでは、細かな範囲調整はしない場合に便利な機能で、範囲をある程度指定し、指を話した時点でトリミングを確定してくれるというモードである。
トリミング時(ドラッグ操作前)に長押しするとキャンセルすることができる。ドラッグすると自動的にトリミングが確定する。素早く共有したい場合に便利だ。
スナップ履歴は削除・閲覧・呼出可能
一度撮影したスナップは削除したとしても履歴で確認できるようになっている。履歴に保存する数も0/10/20/50/無制限の中から選択することができる。
履歴のなかにあるものであれば、いつでも過去に撮影したスクリーンショットを再表示することができる。またこれらの履歴は一括または個別に削除することも可能だ。
設定
Activation Methods (Activator設定)
- Home + Power = ・・・ ホーム+スリープの動作を設定(Screenshot・Normal mode・Instant mode)
- Normal mode ・・・ ドラッグで範囲を指定した後でも細かく調整可能なモード。
- Instant mode ・・・ トリミングで範囲を指定せず、ドラッグ後すぐに範囲を確定するモード。
- Close all ・・・ 画面上に存在するすべてのスナップを閉じる。
- Open History ・・・ スナップした履歴を表示。設定アプリからも開くことができる。
- Open last snap ・・・ 画面上で最後に撮影したスナップを再表示。
Appearance (外観設定)
- Cropping guidelines ・・・ トリミングで位置を調整するのに役立つラインを表示。
- Style ・・・ トリミングのスタイル
- Color ・・・ トリミングの色
- Rounded corners ・・・ 付箋の角を丸く
- Shadow ・・・ 付箋に影をつける
Behaviour (動作設定)
- Keep old snaps on screen ・・・ スナップが画面上に残っている状態で新しいスナップを撮影した時に、前回のナップが非表示になってしまうのを防ぐ。
- Keep crop area ・・・ 前回のトリミング領域のサイズを記憶し、次回でも同じサイズを自動で表示。
- Snaps to edges ・・・ トリミング領域が画面の端に吸い寄せられるようなスナップ効果を適用。
- Copy to clipboard ・・・ デバイスのクリップボードに自動的にスナップをコピー。
History (履歴)
- Open History ・・・ 履歴を開く。
- Save limit ・・・ 履歴の保存数。(No history(無し) /10 /20 /50 /Unlimited(無制限))
Statistics (統計)
- Total snaps ・・・ スナップした回数
- Last snap date ・・・ 最終撮影日
- Install date ・・・ インストール日
日本語化
必要があればCydiaに下記のソースを追加していただくと日本語ファイルのインストール可能だ。翻訳をミスしている可能性も十分あるのですべて自己責任でお願いする。
情報・バグや互換性
Package | Snapper 2 |
Version | 1.0 |
Price | $2.49 $1.50(Snapper 1購入者) |
Author | Jonathan Winger Lang |
Section | Tweaks |
Repository | BigBoss |
- iOS 7/8/9対応
- iPadはまもなくフルサポート
- (v1.0)履歴確認時にクラッシュ・再起動する問題あり
クラッシュする問題がちらほらと作者にも報告されているので近いアップデートで修正される可能性が高いだろう。
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