キーボードで入力中にカーソルの位置をスムーズに移動できたら非常に便利である。
SwipeSelectionはまさにそのようなことを叶えてくれるTweakである。しかし日本語入力、フリック入力に問題があったため日本語キーパッドを使用するユーザーにとっては不便であった。
Safariで起こっていた問題などのいくつかの問題が改善がされている。日本語キーパッドに関しては少しまだ不便さを感じるかもしれない。
※本記事は脱獄(Jailbreak)iOSデバイス向けの記事です。脱獄していないデバイスでは動作しません。脱獄や脱獄後に関しては以下のリンクを参考にして下さい。
SwipeSelection Pro
SwipeSelection Proをインストールするとキーボード上を左右にスワイプすることでカーソルの位置を移動させることができる。
これまではテキスト上を長押しして拡大鏡のようなもので確認しながら操作していたがカーソルを合わせにくいと感じたことも多いはずだ。
iOS 9からは標準でこれに近い機能が搭載される予定であるがこのSwipeSelection Proはスワイプする範囲を決めることができるなどの細かなオプションも存在し、iOS 9が登場しても使用する脱獄ユーザーはいるだろうと予測できる。
無料版との違いは設定の差
SwipeSelection Proでは無料版にはない設定項目が追加される。この設定項目を通じていくつかの細かな設定を行える。
TripleTap (トリプルタップ)
Enableでオンとオフを切り替えることができるが、Triple Tapの設定をオンにしておくと「Shift」キーを3回タップするだけでオンとオフを切り替えることができる。
Swipe Area (スワイプ適用範囲)
その他、スワイプを認識する範囲を指定できるオプションがある。
通常であればキーボード全体で認識するが、「スペースバーのみ」や「スペースバー以外」のオプションを選択できる。
日本語のキーボードであればスペースバーの範囲のみが良いかもしれないが、「せ」を入力できないバグがあるようだ。
Sensitivity – Swipe Speed (感度と速度)
感度のと速度の設定ではスワイプの感度とカーソルの速度を調整することができる。
3 Finger Swipe (3本指で移動)
この機能は3本指でスワイプすることでドキュメントの最初、もしくは最後までジャンプしてくれるというオプションである。
日本語化
これまでは当サイトが配布していた日本語ファイルは手動で入れる必要があったが、これからは以下のリポジトリを登録していただき、Cydia内にてパッケージをインストールできるように変更した。
「https://i-bitzedge.com/repo/」
必要があればCydiaに上記のソースを追加していただくとインストール可能だ。翻訳をミスしている可能性も十分あるのですべて自己責任でお願いする。
情報・バグや互換性
SwipeSelection Pro (v1.0-3) ($1.99)
- 日本語キーパッドにすこし問題あり(「せ」の入力など)
SwipeShiftCaretという無料Tweakであれば日本語にも対応しているとのことなので日本ではそちらのほうが人気があるかもしれない。
このTweakについてどう思いますか?その他バグや互換性などの情報があれば以下のコメント欄よりお聞かせ下さい。
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