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危険!今すく削除!脱獄アプリ「Lock Saver Free」にトロイの木馬が確認される

脱獄後にCydiaのModMyiから無料でインストールできるLock Saver FreeというTweakがある。

iDownloadblogの新たな情報で、無料版である「Lock Saver Free」をインストールするとトロイの木馬が付属してくるのでインストールしないように、と報じている。

 

※本記事は脱獄(Jailbreak)iOSデバイス向けの記事です。脱獄や脱獄後に関しては以下のリンクを参考にして下さい。

脱獄Q&A : 脱獄(JailBreak)とは?よくある質問や脱獄後の質問など

 

Lock Saver Freeはインストールしないように

問題のLock Saver FreeはCydia、ModMyiから無料で簡単にインストールできてしまう。

Lock Saver Freeはバッテリー消費を改善してくれるTweakであるLock Saverの無料版だと思わせるようなネーミングとなっている。作者もまた有料版と似たような名前で公開されている。

有料版であるLock Saverには問題がなかったようだが、有料版のTweakの一部だけを使えるようにした無料版を装ってトロイの木馬を付属させるという仕組みのようだ。

OpenNotifierの開発者でもある@unimp0rtanttech氏の報告によると、Lock Saver FreeをインストールするとAdMobという広告バナーが表示され、そこから収益を得るためにトロイの木馬をしのばせているとのこと。

追記(2015/07/26)
現在ModMyiから削除されている。

 

インストールされたものと場所

実際にLock Saver Freeをインストールしてみると情報通り、以下の2つのディレクトリにそれぞれ2つのファイルが入っていた。

/Library/MobileSubstrate/DynamicLibraries/

/var/mobile/Library/Preferences/

 

もしインストールしてしまったら

1. アンインストールと2つのファイルの削除

場所やファイルについては上記の通りだ。

もしLock Saver Freeをインストールしていた場合はすぐにアンインストールしよう。

 

 

 

一度インストールしてしまった場合は早めにiFileやiFunboxなどを使い、

のディレクトリにあるService.dylibファイルとService.plistファイルの2つをそれぞれ削除しよう。実際にはDynamicLibrariesの方に入っているのはシンボリックリンクでショートカットのようなものなのでPreferences側に入っている方が重要かもしれない。

(Libraryやvar以下のディレクトリが表示されない場合はCydiaからTaiG AFC2またはApple File Conduit “2”がインストールされていることを確認しよう。)

 

2. 権限が書き換えられているので戻す

Watchdogの開発者でおなじみの Allan Kerr氏によると、上記の手順で削除するだけでなく、Service.dylibをダウンロードしてしまったことにより、/Library/MobileSubstrate/DynamicLibrariesのパーミッションが変更されていることがわかっている。

本来この場所の権限は755である。Service.dylibをダウンロードしたことで777に変更されてしまっていることがわかる。これは危険なことであるため、755に戻しておく必要がある。

 

戻し方

アクセス権が777となっている場合はユーザー、グループ、その他全てが読み、書き、実行の3つを行える状態である。755に戻すにはグループとその他の権限の「書き」を外しておく必要がある。

  1. iFileでLibrary/MobileSubstrateへと進みDynamicLibrariesの右にある「i」マークをタップする
  2. 下にスクロールしてアクセス権の項目にあるグループをタップする
  3. 「書き」のチェックを外す
  4. 同じようにアクセス権の項目にあるその他をタップし「書き」のチェックを外す
  5. グループとその他のアクセス権「読み」「実行」の2つになっていることを確認する

以上の手順で完了だ。

 

脱獄するとこのような危険・問題が常に付きまとってくるが全て自己責任となってしまうので、セキュリティに関する情報は随時チェックしておいたほうがよいかもしれない。また周りのユーザーにも是非伝えてあげてほしい。

 

via:iDB