iPhoneやiPad、iPod touchをバックアップ、インポート、エクスポート、クローン、デバイス間で転送など多くの機能を備えているPC用ソフト「AnyTrans」のご紹介。
こちらのソフトはiTunesの機能を更に多機能にし、直感的にも使いやすく音楽や写真などを個別にバックアップまたは転送できる便利なPC用無料トライアル付きの有料ソフトである。AnyTransはWindows用とMac用の両方で販売されているようだ。
本記事はiMobie Inc.提供によるスポンサードコンテンツです。
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もくじ
AnyTrans
AnyTransはiPhone、iPad、iPod touch内の音楽や写真、ビデオなどのメディアファイルや連絡先やメモなどの個人情報などをバックアップ、転送、管理を行えるファイル管理ユーティリティである。
iTunesもiOSデバイス内のメディアファイルを管理できるが、AnyTransはそれらを個別に管理できるところがiTunesと違う点である。AnyTransに似た機能を持つ、メジャーなiFunboxが存在するが、iFunboxほど軽い動作で行うことはできないものの、機能の多さでいうとAnyTransが上回っていると言える。
ダウンロード
7日間の無料トライアルが付いた有料ソフト。
- 1ライセンス(
5999円→3,999円) - 5ライセンス(
9,999円→5,999円)
iMobie – 「AnyTrans」
動作環境
必要なシステム条件(記事公開時点)
- Windows: XP, Vista, 7, 8, 10 (32bit/64bit)
- Mac OS X: 10.8, 10.9, 10.10, 10.11
- iOS 5~9
- 解像度: 1024×768 以上
- CPU: Pentium 4 2.4GHz 以上
- RAM: 512MBのシステムメモリ
- ディスプレイカード: アクセラレイテッド3Dグラフィック- 64MBのRAM
- サウンドカード: Windows互換のサウンドカード
- ハードディスク: 100 MB以上の空き容量
- その他: iTunes 9.0以上とApple Mobile Device Driver
対応するデバイスの種類(記事公開時点)
- iPhoneシリーズ: iPhone 3G, iPhone 3GS, iPhone 4, iPhone 4s, iPhone 5, iPhone 5c, iPhone 5s, iPhone 6, iPhone 6 plus, iPhone 6s, iPhone 6s Plus
- iPadシリーズ: iPad, iPad 2, iPad 3, iPad mini, iPad 4, iPad mini 2, iPad Air, iPad Air 2, iPad mini 3, iPad mini 4, iPad Pro
- iPod shuffleシリーズ: iPod Shuffle 1, iPod Shuffle 2, iPod Shuffle 3, iPod Shuffle 4
- iPod mini シリーズ: iPod Mini 1, iPod Mini 2
- iPod nanoシリーズ: iPod Nano 1, iPod Nano 2, iPod Nano 3, iPod Nano 4, iPod Nano 5, iPod Nano 6, iPod nano 7
- iPod classicシリーズ: iPod Classic 4, iPod Classic 5, iPod Classic 6
- iPod touchシリーズ: iPod touch 3, iPod touch 4, iPod touch 5, iPod touch 6
AnyTransの特徴
- 音楽や写真などのメディアを転送、整理、管理
- iPhoneをクローン、マージ
- iCloudコンテンツのダウンロード、閲覧、エクスポート
- アプリやアプリの設定を個別にバックアップ
- メッセージや通話履歴、連絡先、メモなどの個人情報をエクスポート
- iOSデバイス内を直接閲覧
サポートするファイル種類
メディア·データ
音楽、プレイリスト、オーディオブック、動画、ミュージックビデオ、ポッドキャスト、iTunes U、着信音、ボイスメモ、カメラロール、フォトストリーム、フォトライブラリ、ビデオ、写真共有、アルバム
個人情報
連絡先、メッセージ、ボイスメール、ブック、メモ、カレンダー、Safariブックマーク、Safari履歴
その他
アプリとアプリデータ、iCloud上のデータ(メッセージ、連絡先、ボイスメール、メモなど)、システムファイル情報(システム、JB、ストレージ、バックアップ)
ダウンロードとインストール
- こちらのページにアクセスし、「すぐダウンロード」ボタンをクリックする
- ページが移動し、Windowsの場合「anytrans-setup.exe」が、Macの場合、「anytrans-mac.dmg」が自動的にダウンロードされる。自動的にダウンロードが開始されない場合は「ここをクリック」をクリックしてダウンロードを開始する。
- ダウンロードが完了したらanytrans-setup.exeを起動し、AnyTransをインストールする。
デバイスタブ
iOSデバイスを接続している状態で起動するとこのような画面が表示される。上のタブにはiTunesライブラリとiPhoneタブが表示されており、iPhone内の操作を行う場合はこのタブ内から操作を行う。ここではデバイスタブについての説明である。
①iTunesライブラリとiOSデバイスタブ
タブでiTunesライブラリとiOSデバイスを切り替えて閲覧することが出来る。さらにiOSデバイスを追加してUSBケーブルで接続すると新たなタブで読み込まれる。
②設定アイコン
右上には4つのアイコンが表示されており、左から順に「デバイスの接続を切断」「AnyTransの設定」「デバイスの詳細情報」「再読み込み」となっている。
- AnyTransの設定ではアプリのエクスポート/インポートの設定や、バックアップの最大数、動画、オーディオ形式の変換、通話履歴、メッセージなどを出力する時の拡張子などを設定できる。
- デバイスの詳細情報ではデバイス名やシリアル番号、モデル、iOSバージョン、WiFiアドレス、Bluetoothアドレス、電話番号などデバイス内の多くの情報がリストで表示される。またこれらをメモ帳で開いたりクリップボードにコピーすることも出来る。
③デバイスの概要
デバイスの容量、使用容量などが表示されている。この部分はiTunesと似たような感覚で表示されており見やすいデザイン。
すぐ上にデバイス名とGB、バッテリー残量が表示されており、デバイス名はクリックして変更が可能。
④簡単メニュー
デバイスから取得したデータに関する一連の操作を素早く行える簡単メニュー。左から順に「iTunesへ」「パソコンへ」「デバイスへ」「コンテンツを追加」「デバイスをクローン」「デバイスをマージ」と並んでいる。
iTunesへ:デバイスからiTunesへ
「iTunesへ」を選択すると、iOSデバイスから選択した項目をiTunesへエクスポートすることが出来る。ここで選択できる項目は音楽、プレイリスト、写真、映画、タイムラプス、スローモーション、ブック、Appとなっている。
パソコンへ:デバイスからPCへ
「パソコンへ」を選択すると、iOSデバイスから選択した項目をパソコンへエクスポートすることが出来る。エクスポートできる項目は上記と同じ項目となっている。
デバイスへ:デバイスからデバイスへ
「デバイスへ」を選択すると、iOSデバイスからiOSデバイスへ指定した項目を直接転送することができる。
コンテンツを追加:PCからデバイスへ
「コンテンツを追加」を選択すると、PCからiOSデバイスへ任意のコンテンツを追加することができる。
デバイスをクローン:デバイスをまるごと複製
「デバイスをクローン」を選択すると、現在開いているタブのiOSデバイスから別のタブで開いているiOSデバイスへ全てのコンテンツを一気に転送し、クローンを作成することが出来る。
デバイスをマージ:2つのデバイスをまとめる
「デバイスをマージ」を選択すると、クローンとは違い、2つのiOSデバイスを結合することが出来る。
⑤カテゴリメニュー
個別にエクスポートや管理を行う場合はこちらのカテゴリのアイコンをクリックして行う。例えば、写真であれば1枚単位~アルバム単位でPCに転送などを行える。ここでは以下のカテゴリを選択することが出来る。
- オーディオ(音楽、着信音、オーディオブック、プレイリスト、ボイスメモ)
- ビデオ(ムービー、ホームビデオ、テレビ番組、ミュージックビデオ、写真、映画、タイムラプス、スローモーション)
- 写真(カメラロール、フォトストリーム、フォトライブラリ、写真共有、アルバム、パノラマ)
- Safari(ブックマーク、履歴)
- ファイルシステム(システム、ジェイルブレイク(脱獄)、ストレージ)
- ブック
- App
- ポッドキャスト
- iTunes U
- メモ
- ボイスメール
- メッセージ
- 連絡先
- カレンダー
- バックアップ
- iCloud
また、メモ、連絡先、カレンダーはデバイスのiCloudをオフにするとエクスポートができるようになる。
iTunesライブラリタブ
iTunesライブラリのタブにはiTunes内の管理を行える。上部のアイコンには以下の項目が並んでおり、アイコンをクリックしてそれぞれの項目を管理できるようになっている。
- ミュージック
- プレイリスト
- ムービー
- ホームビデオ
- テレビ番組
- Podcast
- iTunes U
- ブック
- App
- 着信音
例えば音楽の場合であれば、転送したい項目にチェックを入れ、PC上の指定した場所に転送したい場合は「パソコンへ」、デバイスに転送したい場合は「デバイスへ」を選択すると簡単に転送できるようになっている。
使用例:デバイスからPCへカメラロールを転送
実際に使用する例として、iPhone内のカメラロールをからPCへ転送する方法を説明する。
カメラロール全てを一括で転送する場合
- AnyTransを起動し、簡単メニューの「パソコンへ」をクリック
- エクスポートしたいカテゴリのカメラロールだけをチェックし、その他のチェックを外す
- エクスポート先(転送先)を選択する。
- 転送が開始される。(プログレスバーが表示される)
- 転送されたことを確認する。
カメラロールの写真を選択して転送する場合
- AnyTransを起動し、カテゴリメニューの「写真」をクリック
- カメラロールをクリック
- クリックを維持しながらドラッグし転送したい写真を選択する(ctrlやshiftキーでも可)
- 転送したい写真が選択した状態で右上のPCアイコンをクリック、または右クリックメニューで「パソコンへ」を選択
まとめ
AnyTransは、iPhoneやiPad、iPod touchをバックアップ、インポート、エクスポート、クローン、デバイス間で転送など多くの機能を備えているiOSコンテンツマネージャー・ファイルマネージャである。iTunesの機能を更に多機能にし、直感的にも使いやすく音楽や写真などを個別にバックアップまたは転送できる便利なPC(Win/Mac)用無料トライアル付きの有料ソフトである。
どうしても写真や音楽、メッセージやメモなどを個別にPC上に保存したい場合や、簡単に別のデバイスに転送したい場合には便利なソフトである。似た機能を持つiFunboxがあるが、iFunboxよりもAnyTransの方が多機能な反面、全体的には動きが重いという印象。
良い点
- 音楽のプレイリストや、写真のアルバム単位でエクスポートができる
- 音楽やファイルの出力形式を変更できる
- デバイスの概要・詳細画面が見やすい
- 簡単メニューで素早く操作ができる
惜しい点
- 起動時に少し重い(バージョン5.0で大幅に改善)
- 全体的に重くクラッシュすることがある
- iTunesライブラリの読み込みに想像以上に時間が掛かる(バージョン5.0で大幅に改善)
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