以前に、iOSのSafariの履歴やウェブサイトデータを消去する方法を紹介した。
日々Safariブラウザを利用していると、どんどん履歴やその他のデータが溜まってき、Safariが重く感じることがある。ここでは、Mac上のSafariの履歴やキャッシュ、Cookieを消去する方法を簡単に説明する。
同じことをiOSで行う場合は以下のリンクを参考にしていただきたい。
また、以下で説明している環境はOS X El Capitan、Safariバージョン9.0となっている。
Safari上のすべて履歴やデータを消去する方法
Safariは標準で履歴を消去するツールが存在する。これを利用することで、同じiCloudアカウントで紐付けられている他の全てのデバイスから履歴やいくつかのデータを削除することが出来る。
方法はSafariブラウザのメニューバーから履歴をクリックし、一番下にある「履歴を消去」をクリックする。
すると、消去できる対象として以下の期間を選択することが出来るので、任意の期間を選択する。
データを消去する期間:
- 直近1時間
- 今日
- 今日と昨日
- すべての履歴
選択した期間に含まれる以下の全てのデータが同じiCloudアカウントの他のデバイスからも消去される。
消去されるデータ:
- 表示した Web ページの履歴
- 開いている Web ページの「戻る」リストおよび「進む」リスト
- 固定されていない「トップサイト」
- よく表示するサイトのリスト
- 検索履歴
- 開いている Web ページのアイコン
- 開いている Web ページのスナップショット
- ダウンロードした項目のリスト(ダウンロードしたファイルは削除されません)
- クイック Web サイト検索に追加された Web サイト
- 位置情報の使用を要求した Web サイト
- 通知の送信を要求した Web サイト
- 「Safari 省電力」通知をクリックしてプラグインコンテンツを開始した Web サイト
- WebGL の使用を要求してきた Web サイトへの対応
履歴から個別にサイトのデータを削除する方法
メニューバーの履歴から「履歴を表示」を選択すると、これまで訪れたウェブサイトのリストが表示される。このリストはウェブサイトのタイトル名とアドレス(URL)が日別に分かれて表示されており、左の▶ボタンで展開することができる。
それぞれの項目を右クリックして削除、またはdeleteキーで個別に履歴を削除することができる。Shiftキーやcommandキーを使用することで複数の履歴を選択し削除することも可能。
さらに、左下にある「履歴を消去」ボタンから期間毎にまとめて削除することもできる。
ウェブサイトのCookieとキャッシュを個別に削除する方法
過去に訪れたウェブサイトのcookieやキャッシュなどのデータはSafariの環境設定から個別に削除することが出来る。
Safariメニューの環境設定をクリックし、プライバシータブを選択する。CookieとWebサイトのデータの項目に小さく表示されている「詳細…」ボタンをクリックする。すると、Safari上に保存されているウェブサイトのデータの一覧が表示される。
ここに表示されているCookieやキャッシュなどは個別に削除することが出来る。また、右上の検索窓を使用して任意のサイトのデータを検索し削除することができる。
Cookieを削除すると、該当するサイトへログインするためのユーザー名やログインパスワードなどが削除される可能性があるので注意が必要だ。
キャッシュだけをクリアする方法
Safariの開発メニューを使用すると、Cookieや履歴を残し、キャッシュだけを削除することができる。Cookieや履歴は残しておきたいという時に便利な機能だ。
開発メニューを有効にするには、Safariの環境設定を開き、詳細タブをクリックする。そして最下部にある「メニューバーに開発メニューを表示」にチェックを入れる。するとメニューバーのブックマークとウィンドウの項目の間に「開発」という項目が追加されているはずだ。
次にメニューバーの開発から「キャッシュを空にする」を選択する。これでCookieと履歴はそのままにし、キャッシュだけが削除される。
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