頻繁に利用することはないかもしれないが、GoogleのサービスでGoogle Takeoutというものがある。
2011年から始まったサービスで、これを利用するとGoogle Takeoutはユーザーが保存していたGoogle DriveやGmail、ToDoリストやGoogleフォトなど、多くのサービスのデータのアーカイブを作成することができコンピュータ上にエクスポート(ダウンロード、保存)することが出来る。
確実にデータを残しておきたいという場合はPC上にエクスポートし、ファイルは別のサービスへ移動させたり、DVDやUSBメモリなどに保存することができる。
バックアップできるもの
Google Takeoutでデータをエクスポートできるのは、Googleによる以下のようなサービスとなっているようだ。
- Google+ (+1, サークル,ページ,ストリーム,投稿)
- Blogger
- Chromeブックマーク
- カレンダーの予定
- コンタクト
- ドライブ(Google Drive)
- Fit
- Google フォト
- Google Play ブックス、メタデータ、メモ
- グループ
- ハングアウト
- Keep
- ロケーション履歴
- メール(Gmail)
- マップ(場所,マイマップ)
- プロフィール
- Voice
- Google Wallet
- YouTube
- orkut
バックアップ手順
Step1. Googleのアカウント情報のページにアクセスする。
Step2. 下へスクロールし個人情報とプライバシー設定の項目にある「コンテンツの管理」をクリックする。
Step3. 「アーカイブを作成」をクリックする。
Step4. バックアップしたいサービスを選択し「次へ」をクリックする。
各サービスによって、バックアップしたいものを個別に選択できるものもあるのでサービス名をクリックして選択することが出来る。
例えばGmailであればラベルの選択。
Google DriveであればスプレッドシートをPDF形式、Microsoft Excel形式、OpenDocument スプレッドシート形式に。画像はPDF、JPEG、PNG、SVGなど。
選択が完了したら「次へ」をクリックする。
Step5. アーカイブ形式を指定してアーカイブを作成する。
- ファイル形式は「.zip」「.tgz」「.tbz」の3種類から選択することが出来る。
デフォルトはzipとなっており、ほとんどのPCで扱うことができるが2GB以上のデータをアーカイブする場合は分割して保存される。
tgzやtbzは2GB以上のデータを扱うことができるが、専用のソフトウェアを使用する必要がある。 - 配信方法は「ダウンロードリンクをメールで送信」「Googleドライブに追加」「Dropboxに追加」「OneDriveに追加」の中から選択することが出来る。
PC上に保存する場合は「ダウンロードリンクをメールで送信」を選択。その他のサービスを選択したい場合は任意のサービスを選択する。
Step6. 「アーカイブを作成」ボタンをクリックする。
アーカイブ形式を選択したら「アーカイブを作成」ボタンをクリックするとアーカイブの作成が始まるのでしばらく待つ。
Step7. バックアップをダウンロードまたは確認する。
上記の手順を終えアーカイブを利用できるようになったらダウンロードすることが出来るリンクがGmailに送られてくる。
上記の手順で「ダウンロードリンクをメールで送信」を選択した場合は直接ダウンロードすることができ、その他のサービスを利用した場合はダウンロードまたは確認することができるリンクがメールで送られてくる。
アーカイブの再ダウンロードまたは管理する場合
一度作成したアーカイブを再びダウンロードしたい場合やアーカイブのダウンロードリンク、またはアーカイブが保存されたサービスを確認などの履歴は、以下のページで確認することができる。
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