iPhoneやiPad, iPod touchが不具合、問題が起こった時に復元をしなければならない、またはダウングレードやアップグレードを行うときにDFUモードを使用することがある。
リカバリーモードというモードも存在し、よく似ているが実際にはリカバリーモードとは少し意味合いが違ってくる。
ここではDFUモードの簡単な説明とDFUモードへ移行する方法、そしてDFUモードを解除する方法を説明する。
DFUモードとは
DFU(Device Firmware Upgrade)モードとは名前の通り、デバイスのファームウェアを更新させるためのモードで、iPhoneやiPad, iPod touchのオペレーティングシステムまたはブートローダーが読み込まれていない状態である。
つまりiOSのバージョンチェンジのためにファームウェアを変更するためのモードと言っても良いかもしれない。問題を回避するため、または安全にダウングレードやバージョンチェンジを行いたい場合はDFUモードで行うと良いと言われている。
DFUモードに入る方法
- PCでiTunesを起動させる
- USBケーブルでコンピュータにデバイスを接続する
- デバイスの電源をオフにする
- 電源ボタンを3秒間押し続ける
- さらに以下の2つのボタンを10秒間ほどを押し続ける
- iPhone 6s以前、またはiPad、iPod touchの場合
ホームボタン + 電源ボタン - iPhone 7 / 7+の場合
ボリュームダウンキー + ボタンと電源ボタン
- iPhone 6s以前、またはiPad、iPod touchの場合
- 電源ボタンだけを放しホームボタンはそのまま押し続る
- 約15秒後に、iTunesがリカバリーモードでデバイスを検出したという警告が表示される
うまくDFUモードに突入した場合、デバイスの画面には何も表示されず、iTunesロゴさえも表示されない。
この後ダウングレードやファームウェアを使ったバージョン変更はiTunes上で操作することになる。
DFUモードを終了・解除する方法
DFUモードを解除する方法は非常に簡単だ。
- 電源ボタンをホームボタンを同時に長押しする
- Appleロゴが表示されたら離す
たったこれだけで解除ができる。
もし不具合やダウングレードなどを行うことがあった場合、うまくいかなかったりしたら一度DFUモードで行ってみてほしい。
更新履歴
- 手順のaとbの記述を見やすく変更。(2017/07/20)
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