先ほどPanguチームはiOS 9, iOS 9.0.1, iOS 9.0.2用の脱獄ツールPangu9のMacバージョンをリリースした。
これまではWindowsのみ脱獄することができていたため、このリリースによりMacしか持っていないユーザーでも脱獄できるようになった。
脱獄手順はこれまでリリースされていたWindowsとほぼおなじであるが、Macバージョンでの脱獄方法も簡単に説明しておく。
※本記事は脱獄(Jailbreak)iOSデバイス向けの記事です。脱獄していないデバイスでは動作しません。脱獄や脱獄後に関しては以下のリンクを参考にして下さい。
Pangu 9 for Macの対応デバイス
Pangu 9 for Macでは以下のiOS 9, iOS 9.0.1, iOS 9.0.2のデバイスと互換性がある
- iPhone 6s, iPhone 6s Plus,iPhone 6, iPhone 6 Plus, iPhone 5s, iPhone 5c, iPhone 5, iPhone 4s
- iPad Air 2, iPad mini 3, iPad Air, iPad 4, iPad 3, iPad 2, Retina iPad mini, 1st gen iPad mini
- iPod touch 5
脱獄前の注意事項やその他情報など
- Pangu9での脱獄は現在Windows/Mac両方で利用可能である。
- 完全脱獄が可能なツールである
- iOS 9.1以降では脱獄不可
- 事前にiCloudやiTunesなどを使用して安全にバックアップを行なっておくこと
- アンチウィルスプログラムやファイアーウォールがPangu9の妨げになる可能性があるので一時的に無効にする
- いくつかの脱獄アプリは未対応なので、多くの脱獄アプリが使用できない可能性がある。
- iTunesはダウングレードする必要はなく、最新バージョンで可能
- 脱獄の際に写真アプリにアクセスを求めるプロセスがある
- OTA経由でアップグレードされたデバイスは脱獄できない
脱獄手順
Step1 :
脱獄ツールPangu9の最新バージョンを公式サイトからまたはこちらのページからMacバージョンのPangu9をお使いのMac上にダウンロードし解凍する。
Step2 :
USBケーブルを使ってデバイスをPCに接続する
Step3 :
設定 > Touch ID & パスコードからパスコードを無効にする
設定 > iCloud > iPhoneを探すをオフにする
コントロールセンターから機内モードにする
Step4 :
Panguをダブルクリックして起動させる。
Step5 :
Pangはデバイスを検出するのに少しだけ時間がかかるので検出を待つ。
Step6 :
バックアップをとっていることを確認して、「Already backup」をクリックする
Step7 :
5%のところで機内モードになっているかの確認が表示されるので、デバイスのコントロールセンターから機内モードをオンに。
Step8 :
65%のところで再度機内モードを有効にする必要がある。
Step9 :
75%のところでデバイスにインストールされているPanguアプリを起動させるように言われるので起動させる。
Step10 :
AcceptをタップしてOKボタンを選択する。(Pangu9での脱獄プロセスには写真アプリの脆弱性を使用するため。)
Step11 :
脱獄プロセスが進み、最後に再起動が行われてホーム画面にCydiaアイコンが表示されていれば成功だ。
また、脱獄後にいくつかの不具合が発生することがある。Macバージョンで脱獄した場合にも同じ不具合が発生するかどうかは確認していないが、これまでWindowsバージョンで脱獄した場合に起こっている問題やバグは以下のページでまとめて紹介しているので参考にしていただきたい。
また、Windows環境でPangu 9を使用して脱獄するには以下の手順を参考に。
- 週間Tweaks:ステータスバーの時刻をダブルタップで日付に切り替え「DateTap」など - 2018/02/12
- 週間Tweaks:iPhoneXでスワイプアップでロック「SwipeUpLockX」やドックをカスタマイズ「Marina」など - 2018/02/05
- 週間Tweaks:iPhoneXのアプリスイッチャーでスワイプでアプリ終了「EasySwitcherX」など - 2018/01/29