iOS 9, iOS 9.0.1, iOS 9.0.2を脱獄後、モバイルパスワードを変更しようと試みるも64bitデバイスではTerminal系のアプリが全て動かないという問題が発生している。
パスワードを変更するだけの場合は、以前に紹介したPangu Loaderで代用できるが、それ以外の操作を行いたい場合にはPCからSSH接続したり、Filza経由でアクセスする必要があり多少面倒だったが、実はApp Storeのアプリを使って代用できるようだ。
ここでは、Terminalの代わりにTweakとApp Storeのアプリで代用する方法を簡単に説明する。
※本記事は脱獄(Jailbreak)iOSデバイス向けの記事です。脱獄していないデバイスでは動作しません。脱獄や脱獄後に関しては以下のリンクを参考にして下さい。
Step1. LocalSSHをインストール(Cydia)
Cydiaを開き、下記のWiety’s beta repositoryリポジトリを追加して「LocalSSH」を検索してインストールする。LocalSSHは、App StoreのSSHクライアントアプリに対して、LocalhostにSSH接続を有効にすることが目的で作られたものだそうだ。
ここでは脱獄アプリを使用した方法であるが、こちらで説明されているようにiFileなどを使って手動で行うことも出来る。
Step2. SSHクライアントアプリをインストール(App Store)
App Storeにはいくつかのターミナルクライアントアプリがあるようだが、代表的なものが以下の2つ。
Prompt 2は有料で割りと高め。既に購入している場合でない限り、脱獄ユーザーであれば64bitデバイスでもターミナル系が使用できるまでの代用になる可能性が高いので、無料のServerauditorの方がよいかもしれない。
どちらかを選んでインストール。
Step3. SSHクライアントアプリから接続する
(Serverauditorの方で説明)
Serverauditorアプリを起動してと、「≡」ボタンをタップして、Quick Connectを選択する。
- Username: root
- Hostname (port) : 127.0.0.1 (50022)
- Password : alpine
Usernameはrootまたはmobileと入力し、Hostnameには「127.0.0.1」、その右側22と書かれているところををタップして50022と入力。そしてパスワードにはデフォルトのalpine。変更している場合は変更後のパスワードを入力する。
最後にConnectをタップする。
Step4. 接続成功したら
Connectをタップすると白いインターフェイスのターミナルが起動する。後はこれまでどおりのターミナル操作を行うことが出来る。もちろんパスワードの変更だって可能だ。
そしてTerminal操作が終わったら必ず終了させておこう。
方法はキーボードの左上にあるアイコンをタップしてActivity内の接続している項目の右側にあるxボタンをタップすると終了することができる。
情報
Package | LocalSSH |
Version | 1.0-3 |
Price | 無料 |
Author | T.Herak |
Section | ユーティリティ |
Repository | Wiety’s beta repository (http://wiety.github.io/cydia/) |
Terminalが使用できるようになった後、使う必要がなくなればアンインストールしておこう。
追記:Pangu9での脱獄後にCydiaよりPAM Modulesをアップデートすることでおそらくすべてのターミナルアプリが使用できるようになっている。
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