Xcodeを使ってiOS 9のアプリをサイドロードする方法

iOS 9はXcode 7を使用してiPhoneやiPadにアプリをサイドロードできるということを知っているユーザーも多いかもしれない。

つまりオープンソースのアプリを見つけることができれば、Xcodeで読み込み、App Storeを経由せずに自分のデバイスにインストールすることが出来るということだ。これらのことは有料のデベロッパアカウントは不要で行うことが出来る。

ここでは、Xcodeを使ったiOS 9のアプリをApp Storeを経由せずにサイドロードする方法簡単に説明する。

もくじ

1. 必要な物と事前注意

すでに開発者である場合は準備するものは少ないが、以下の環境が必要となる。

  • Xcode 7
  • Xcode 7が動作するMac
  • iOS 9が動作しているiPhoneもしくはiPad
  • 少しの知識と少しの時間

また、事前注意としてサイドロードするアプリが信頼のあるものかどうかは必ず確認すること。App Storeからインストールするものでないので、Appleによる十分なテストが行われていないものであることに注意。

 

2. デベロッパアカウントを作成

これまでは開発者用のアカウント(デベロッパアカウント)を作成するには有料でDeveloper Programに登録する必要があったが、今では有料でなくてもデベロッパアカウントを作成することができる。このおかげで、iPhoneやiPadなどの実機でテスト、ビルドすることができるようになっている。

すでにデベロッパアカウントを持っている場合はここでの説明はスキップし、デベロッパアカウントでログインしておく。

My Apple IDでApple IDを作成する
情報を入力しApple IDを作成

開発者用のアカウントを作成するには、こちらのリンクにアクセスし、要求された情報を記入するだけでアカウントを作成することが出来る。

作成すると次のステップへ進む。

3. Xcode 7のダウンロード

iPhoneやiPadにアプリをサイドロードするためにはMac用のアプリであるXcode 7が必要になる。

Xcodeはファイルサイズが大きいために時間がかかってしまうので空き容量や時間に注意。Xcodeは以下のリンクからダウンロードできる。

Xcode
カテゴリ: 開発ツール
現在の価格: 無料

ダウンロード後はアプリを起動し、セットアップを完了させる。

4. Xcode 7にデベロッパアカウントを追加する

XcodeにApple IDを追加する
XcodeにApple IDを追加する
  1. Xcode 7を起動して、Xcode>Preferences…>Accountタブへと進み
  2. 左下にある「+」ボタンをクリックして、「Add Apple ID…」を選択する。
  3. Apple IDとパスワードを入力し、「Add」をクリックする。

5. サイドロードしたいアプリを探す

GitHubという、オープンソースのアプリケーションを公開している共有ウェブサービスがある。

ここでは、そのGitHubで公開されているGammaThingyをサイドロードする方法で説明する。

このGammaThingyはデバイスのディスプレイを快適に鑑賞できる明るさに調整できるという、目に優しいということが目的で作られたものである。有名なもので同じような機能の「f.lux」というアプリもある。

具体的には内容が違うようだが、とにかくここではサイドロードする方法を説明する。

GitHub add Xcode
GitHubのHTTPS clone URLをコピー

GitHubのアプリのページの右下には、HTTPS clone URLの下のテキストボックスにURLが表示されているので、このURLをコピーする。
(ここではhttps://github.com/thomasfinch/GammaThingy.gitというURLになる。)

6. XcodeでCheck Out

XcodeのSource Control、Check Out
Source Control > Check Out

Xcode 7を開き、ツールバーにあるSource ControlからCheck Outを選択する。

Xcodeのrepository location
githubのURLをペースト

repository locationのボックスにコピーしたURLをペーストし、Nextをクリックする。

xcode ソースコードからアプリケーションをダウンロード
ソースコードからアプリケーションをダウンロード

ソースコードをダウンロードしてインポートする内容が表示されるので「Download」ボタンをクリックする。

7. iOS 9デバイスを接続する

GitHubのアプリをXcodeでビルド
デバイスを確認>Ready>▶
  1. USBを使用してMacにiOS 9が動作しているiPhoneを接続する。
  2. Xcode画面の左上にプロジェクト名の横にあるドロップダウンボックスから自分のデバイスを選択する。(デバイスを読み込むのに少し時間がかかる。)
  3. XcodeのステータスがReadyとなれば、プレイアイコン(▶)をクリックしてビルドプロセスを開始する。(ビルドプロセスにはしばらく時間がかかる。)
GammaThingyアプリとホーム画面 iOS 9
ホーム画面上に表示されたアイコン

アプリが無事に構築されたら、デバイスのホーム画面上にアプリアイコンが表示されているはずだ。問題なく動作するかどうかを確認するためにiPhoneを起動してアプリを起動させてみよう。

8. その他の注意点

  • 信頼されていないAppデベロッパと出る場合には、使用を開始する前にデバイス上のアプリを許可する必要がある。
    これを行うには設定>一般>プロファイルへと進み、インストールしたアプリを信頼する。
  • ビルド作成に失敗したり、うまくiPhoneにインストール出来なかったりエラーが出る場合は、間違ったiOSバージョンでないかどうかを確認、間違ったXcodeでないかを確認、その他間違ったコードである可能性があるので確認が必要となる。
  • An App ID with Identifier ‘me.thomasfinch.GammaTest’ is not available. Please enter a different string.」のようなエラーが出来てビルド出来ない場合は、
    Bundle Identifierの部分をme.thomasfinch.GammaTest以外のものに変更する。
    (例:com.i-bitzedge.GammaTest や jp.test.GammaTestなど)
  • Linker command failed with exit code 1 (use -v to see invocation)」というエラーになる場合は
    Build Settings>Build Options>Enable BitcodeをNoに変更する。
    turn-off-enable-bitcode-xcode7

 

 

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