[PUBG]ReShadeを使ってPCゲームを見やすく快適にプレイ🎮インストールから設定とアンインストールまで 2017/09/11Pey Tips (4 コメント)PCでゲームをしていて、画面が暗すぎる部分や明るすぎる部分があって見づらい、ぼかしのような表現があって見づらいということがあるときに便利なWindows用のツール「ReShade」のご紹介。これを導入するだけで随分とゲームの印象が変わり、見やすく変更することでプレイしやすくなることもある。もくじ1. ReShadeについて1-1. 使っても違反にならないの?1-2. 重くならないの?2. ReShadeのインストール方法3. ゲーム内でReShadeの設定4. よく使われているエフェクトと影響5. ReShadeが原因でエラーが発生した場合6. ReShadeをアンインストールしたい場合7. ReShadeビフォーアフターギャラリー8. 参考・情報 ReShadeについてもっと比較画像を見たい場合はこちらをクリック。ツール名ReShade (v3.0.8)公式サイトhttps://reshade.me/必要環境・対応OSWindows Vista SP1以上(Windows 7/8/8.1/10を含む)でDirectXエンドユーザーランタイムがインストールされていること。説明ReShadeはcrosire氏によって開発された、Direct3D 9、Direct3D 10、Direct3D 11、OpenGLのすべてに対応のゲームやビデオソフト用のポストプロセスインジェクタである、このツールによりアンビエントオクルージョン、リアルなぼかしや被写界深度、自動彩度と色補正など様々な効果を適用することができる。これにより、ゲームプレイ中に見え難かった暗い場所やぼかし効果があった場所にエフェクトをかけて見やすい状態でプレイすることができる。常時変更するものではなく、指定したゲームごとに設定できるため非常に便利なツール。一度ReShadeを使用してプレイすると、ReShade無しではプレイしにくいと思えるぐらい変化するとも言われている。使っても違反にならないの?No, it is OK to use Reshade!— PLAYERUNKNOWN (@PLAYERUNKNOWN) April 9, 2017 ReShadeを使用することで違反やBANの対象にならないのかという不安は必要なさそうだ。PUBGの公式Twitter宛に一般プレイヤーが、「ReShadeを使用してプレイするとBANされるのか」という質問をしたところ、ReShadeを使っても問題ないと回答している。重くならないの?気になるところは導入することで動作が重くならないのか、ゲーム中でのプレイで妨げになることはないのかという点だ。結論から言うと、「適用したエフェクトの数や種類によっては重くなる」ということになる。多くのユーザーは2,3種類のエフェクトを利用しているようだが、3種類程度の場合で8~10FPSほど低下するとの情報がある。また、エフェクトの種類によってはさほど影響しないという情報もある。ReShadeのインストール方法ReShadeをダウンロードダウンロードするには、こちらのリンク(https://reshade.me/)にアクセスし、ページ下部にある「Download」ボタンをクリックして最新版のReShade(ReShade_Setup_3.0.8.exe)をダウンロードする。 ※3.0.8の部分はバージョンによって異なるReShade_Setupを起動ダウンロードしたReShade_Setupをダブルクリックして開く。ゲームを選択Welcomeというタイトルのウィンドウが開くので、中央の「Select game」をクリックし、ReShadeを適用するゲームを選択する。ここではPUBGがインストールされている場所を開き、「TslGame.exe」を選択して「開く」をクリックする。デフォルトの場所の場合、エクスプローラーのアドレスバーに以下をペーストしてエンターを押すとかんたんにTslGame.exeの場所を開くことができる。C:\Program Files (x86)\Steam\steamapps\common\PUBG\TslGame\Binaries\Win64また、ゲームがインストールされているフォルダーは、Steam>ライブラリ>ゲームタイトルを右クリック>プロパティ>ローカルファイルタブ>ローカルファイルを閲覧の順でも開くことができる。レンダーAPIの選択次に「Installing to ゲーム名」というタイトルのウィンドウに切り替わるので、レンダーAPIを選択する。ReShadeの公式サイトにてゲームの状態、互換性をまとめたページが公開されているので参考にする。(https://reshade.me/compatibility)今回は「Direct3D 10+」をクリックする。もともとチェックが入っている場合でもクリックする。エフェクトのダウンロード「Do you wish to download a collection of standard effects from https://github.com/crosire/reshade-shaders?」ポップアップで上記のように、「URLから基本エフェクトのコレクションをダウンロードしますか?」というメッセージが表示されるので「はい」をクリックしてエフェクトをダウンロードする。エフェクトを選択してインストールしばらくすると「Choose which effect files you want to install:」と表示されるので、インストールしたいエフェクトを選択し、OKボタンをクリックしてインストールする。ここでは例として、AdaptiveSharpen.fxとFakeHDR.fxとTechnicolor2.fxを選択してインストールする。エフェクトの種類やFPSの低下についてはこのページ内の「よく使われているエフェクトと影響」を参考にしていただきたい。インストールの完了「Done」の文字が表示されていればインストールが完了している。右上のxボタンでインストーラを終了させ、次のステップでReShadeの設定を行う。ゲーム内でReShadeの設定ゲームを起動するReShadeのエフェクトをインストールしたゲームを起動する。ここではPUBGを起動する。ReShadeの設定画面を表示ゲームが起動したことを確認し、キーボードの「Shift+F2」キーを押してReShadeの設定画面を開く。Continueをクリック初めてReShadeを起動する場合は、上の画像のようなウェルカム画面と簡単な説明が表示される。 「Continue」をクリックし次のステップへ。プリセットを作成初めて起動する場合はチュートリアルの意味で、赤いバーと赤い「+」ボタンが表示されている。2回目以降は赤い表示ではなく通常の表示になる。内容は次のようなことが書かれている。「+」ボタンをクリックし、名前を入力してプリセットを作成する。ここでは「PUBG-1」という名前を入力してエンターしプリセットを作成する。一度作成したプリセットはドロップダウンメニューから選択して表示することができる。また、プリセットを削除したい場合は「-」ボタンをクリックする。Continueをクリック初めての場合、インストールしたエフェクトの一覧が赤い背景で表示される(チュートリアルの意味)。2回目以降は赤い表示ではなく通常の表示になる。内容は同じ説明をStep7で説明するので、今は下部の「Continue」をクリックしてエフェクトの設定を開く。チュートリアルを閉じる初めての場合、Continueをクリックするとさらに下側にエフェクトの設定可能な項目が赤い背景で表示される(チュートリアルの意味)。2回目以降は赤い表示ではなく通常の表示になる。下画面の更にした半分に英語でのチュートリアルが表示されるので確認し、「Finish」をクリックしてチュートリアルだけを閉じる。エフェクトのオンとオフ次に、選択されているプリセットを確認しエフェクトのオンとオフの切り替え設定をおこなう。現在選択されているプリセットは、一番上のウィンドウに表示されている(ここでは「…\Win64\PUBG-1.ini」)。上半分のパネルではエフェクトのオンとオフを切り替えることができる。ゲームにインストールされたエフェクトの一覧が表示されており、チェックボックスを切り替えることでエフェクトが瞬時に適用される(ここではAdaptiveSharpenとTechnicolor2をオンにしている)。この時、デフォルトのエフェクト設定が適用されるが、もしデフォルトのエフェクト設定を変更したい場合は下半分のパネルでカスタマイズが可能となっている。(次のステップで説明)また、各エフェクトをドラッグ&ドロップすることで適用させるエフェクトの順番を入れ替えることができる。エフェクトのカスタマイズ下半分のパネルではエフェクトの細かな数値を変更することができる。エフェクトの設定をデフォルトから変更したい場合は、下側のパネルの変更したいエフェクトの変更したい、数値が表示されているボックス上でクリックしたまま左右にスライドして値を変更することができる。もしくは、数値が表示されているボックス上を「Ctrl+クリック」すると、値を直接入力することができる。値を変更するとリアルタイムで適用される。ここでは、AdaptiveSharpenがデフォルト設定のままで、Technicolor2は「R:100、G:100、B:100、Brightness:1.500、Saturation:0.750、Strength:0.750」に設定している。パフォーマンスモードにしてからゲームをプレイ値の変更やエフェクトのオンとオフですぐに反映されるが、最後に、Usage Modeを変更する必要がある。「Settings」タブに移動し、「Usage Mode」を「Configuration Mode」から「Performance Mode」に変更する。Configuration Modeのままプレイすることはできるが、Performance Modeに変更することですべてのシェーダがパフォーマンスを大幅に向上させる最適な表現で再コンパイルされる。以上で設定が終わりなのでプレイしてみよう。よく使われているエフェクトと影響ReShadeで使用されているエフェクト(Shader)には、ゲームで比較的頻繁に使われているものやそうでないものがある。そして適用することで多少なりともFPSが低下すると言われている。 エフェクトの設定を行う前に、いくつかの情報をもとに、比較的よく使われているエフェクトと、そのエフェクトがどれぐらい影響するのかをまとめておく。かんたんに確認したところ、FPSの低下が大きい順に並べると以下のようになった(環境や値によって異なるので注意)。AdaptiveSharpen>Clarity>FakeHDR>Technicolor2=LumaSharpen>Vibrance=ColourfulnessAdaptiveSharpen ややぼかしがかかっているエッジをシャープ(鮮明)にする。非常にシャープなエッジやフラットなエリアに対してはさらにシャープにならないように最小限に抑える。精度が高いがFPSの低下が多い印象。FakeHDR 暗すぎる場所や明るすぎる場所を表現する際、コントラスト比が大きすぎるため、白過ぎまたは黒すぎでつぶれてしまうことがしばしばある。High Dynamic Range(ハイダイナミックレンジ合成)により、コントラスト比を調整して暗すぎる場所や明るすぎる場所を人間の目でも見やすいように調整することができる。もともとHDR.fxという名前だったが、実際にはHDRではなく模倣したものであるためなのかFaceHDR.fxに変更された。Technicolor2 明るさや彩度、強さを調整することができる。これにより、より鮮やかに変更することができる。LumaSharpen これもAdaptiveSharpenのように画像を鮮明にして細部を強調する。GIMPやPhotoshopのアンシャープマスクと似たエフェクトであるようだ。AdaptiveSharpenと同時に使用するのは効率的ではないようだ。Colourfulness こちらも色相・彩度を変更することができる。比較的シンプルなものClarity こちらもAdaptiveSharpenやLumaSharpenのようにシャープな見た目を追加することを目的としているもの。Vibrance ピクセルの彩度を向上させ色の少ないピクセルに大きな影響を与える。これにより、既に非常に飽和しているピクセルの過飽和が回避する。ReShadeが原因でエラーが発生した場合Starting BattlEye Service... Launching game... Note: File blocks can be ignored if they don't cause problems with the game. [INFO] Blocked loading of file: "C:\Program Files (x86)\Steam\steamapps\common\PUBG\TslGame\Binaries\Win64\dxgi.dll" [INFO] Blocked loading of file: "C:\Program Files (x86)\Steam\steamapps\common\PUBG\TslGame\Binaries\Win64\dxgi.dll"上記のようなエラーが発生することがたまにあるようだ。この問題については別記事にてまとめているので是非参考にしていただきたい。PUBG起動時にBattleEye Launcherでエラーが出てプレイできない問題と一時的な解決法[ReShade]ReShadeをアンインストールしたい場合ゲームフォルダーから手動で削除ReShadeはゲームフォルダーにインストールしたため、ゲームフォルダーを開く。今回はPUBGがインストールされている以下のフォルダーを開く。C:\Program Files (x86)\Steam\steamapps\common\PUBG\TslGame\Binaries\Win64Win64フォルダー内にある以下のファイルまたはフォルダーを手動で削除する。「reshade-shaders」フォルダーdxgi.dlldxgi.log「.ini」ファイルReShadeビフォーアフターギャラリー 参考・情報https://reshade.me/https://github.com/crosire/reshade-shadershttps://reshade.me/forum/troubleshooting/189-solved-reshade-total-uninstall-from-exehttps://www.reddit.com/r/PUBATTLEGROUNDS/comments/65upt4/how_to_remove_reshade_from_the_game/https://reshade.me/forum/general-discussion/3129-how-does-reshade-affect-performancehttps://github.com/bacondither/Adaptive-sharpenhttps://sfx.thelazy.net/https://delightlylinux.wordpress.com/2014/03/04/sweetfx-lumasharpen/ The following two tabs change content below.この記事を書いた人最新の記事PeyiPhoneやiOSとMacやWindowsなどPC全般の事を記事にしています。 最新記事 by Pey (全て見る) 週間Tweaks:ステータスバーの時刻をダブルタップで日付に切り替え「DateTap」など - 2018/02/12 週間Tweaks:iPhoneXでスワイプアップでロック「SwipeUpLockX」やドックをカスタマイズ「Marina」など - 2018/02/05 週間Tweaks:iPhoneXのアプリスイッチャーでスワイプでアプリ終了「EasySwitcherX」など - 2018/01/29