iCleaner Proがアップデートし7.5.0へ

もはや脱獄デバイスを持っているユーザーであれば必須と言っても過言ではないiCleaner Pro。今回アップデートがリリースされバージョン7.5.0が公開されている。

開発者のブログでもアップデートの内容がいくつか紹介されている。ここではそのiCleaner Pro 7.5.0の更新内容を簡単に説明する。

※本記事は脱獄(Jailbreak)iOSデバイス向けの記事です。脱獄していないデバイスでは動作しません。脱獄や脱獄後に関しては以下のリンクを参考にして下さい。

脱獄Q&A : 脱獄(JailBreak)とは?よくある質問や脱獄後の質問など

iCleaner Pro 7.5.0 beta 2

ここで説明するiCleaner Proは以下のベータ版リポジトリを登録後にインストールが可能となる。

http://ib-soft.net/cydia/beta

正式版とは違うので注意。

 

クリーンアップ画面の新たなインターフェイス

iCleaner-Pro-750 (5)

André Givenchy氏によるデザインの一部が採用され、新たなクリーンアップ画面のUIに変更されている。これまでと同じようにシンプルなデザインではあるが、全く新しいデザインに変更されている。

一部だけ採用されたが元になったデザインは以下のページで確認できる。

dribbble.com

バッテリー使用状況データの項目を追加

iCleaner-Pro-750 (1)

これまでにはなかったBattery usage data(バッテリー使用状況データ)を削除することができるそうだ。

作者はまた、Apple Music & iTunes Matchの項目を追加することを計画していたそうだが、それは次の脱獄ツールが公開された後になるようだ。

大幅に改善されたCydia Substrateアドオンツール

iCleaner-Pro-750 (3)

iCleanerの機能の中でも非常に人気があるであろう機能。今回のアップデートで以下の様な変更があったようだ。

アンインストールする前に、dylibsの再有効化は不要

これまでは問題があるTweakを探すために、オフにして探すことがあったと思う。しかし、オフにした状態で削除してしまうと幾つかの問題が発生してしまうことがあった。これからはその心配はなく、現在の状態(有効/無効)を同期してくれるようになったので不要となった。

正しく機能するために、他のTweakが必要となるDylibsはオレンジ色に

これまではSubstrate Safe Mode dylibだけがオレンジ色になっていた。これは無効にするのは賢明ではないということを指名していた。iCleaner Pro 7.5.0からはSubstrate Safe Mode dylibは最重要と考え赤色に。そしてオレンジ色には他のTweakが使用するために必要なdylibであり誤動作やクラッシュを引き起こす原因となるものを示している。これらのものは殆どの場合は無効にすべきではないものである。

dylibファイルをタップすると依存関係を表示

項目をタップするとそのTweakのdylibに依存するものが表示されるようになっている。また、タップした項目から直接Cydiaにジャンプすることができる。

依存関係があるTweakが自動処理

オレンジdylibのスイッチを無効にした場合は、それに依存するTweakのdylibも自動で無効に切り替わるようになっている。依存関係を自動で把握してくれることによって必要なdylibを有効にし忘れることがなくなるということになる。

変更履歴

上記で説明したのは一部であり、その他にも多くの改善が行われている。さらに具体的な内容はこちらのリンクから確認可能だ。

 

特徴

  • クリーンアップ画面の新たなインターフェイス
  • バッテリー使用状況データの項目を追加
  • Cydia Substrateアドオンツールに依存関係の自動管理機能を追加
  • Cydia経由でTweakをアンインストールする前に有効にしてからアンインストールする必要はありません
  • 画像の削除ツールがiPod touch 6に対応
  • 各ファイルに属するTweakを表示

修正と改良

  • Cydia Substrateアドオンツールは、両方がDynamicLibrariesディレクトリに置かれたとき、dylibにシンボリックリンクを認識に失敗するバグを修正。
  • 複数のBundleを持つパッケージのアイコンを適切に取得できていなかった問題を修正。
  • デバイスがパスコードでロックしている間に書き込まれたログファイルが許可されない問題を修正。
  • 依存関係のもの台でiCleanerがクラッシュしていた問題を修正。
  • iCleanerLibのメモリフットプリントを削減。
  • iCleanerLibの読み込みと初期化を改善。
  • ヨーロッパのユーザーは、EU privacy directivesに準拠するために使用同意のアラートを追加。
  • テキストが下にスクロールされると、ログファイルは自動的に読み込まれます。
  • iOS 9と互換性を持つユーザーインターフェイスに改善。
  • その他ユーザーインターフェイスの改善。
  • その他パフォーマンスの向上。