Pangu 9での脱獄時やその後に発生する問題やエラーやその対処法

iOS 9からiOS 9.0.2用に公開されたPangu 9。アップデートが公開されているが、脱獄プロセスの途中でエラーが発生したり、何らかの理由で脱獄ができないことがある。

エラーコードが表示されていたり、スタートボタンがグレーアウトしてしまって開始することさえ出来ないなど、いくつかの報告がある。

ここでは報告されている問題と、今のところではあるが、確認できた対処法をいくつか紹介しようと思う。以下で説明している全てが正しいというわけではなく、あくまでもそういった情報があったことを紹介しているので注意していただきたい。

Pangu for iOS 9で発生するエラー

 

事前注意として、iOS 9からiOS 9.0.2の脱獄ツールPangu 9を動作させるには、最低限以下の4つを守らなくてはいけない。

 

Error 0A （45%）

Error occurred in preparing the environment, error code (0A)

45%で停止し、「0A」というエラーが発生した場合はiTunesの設定を変更する必要がある。

1. iTunesを起動させ、上部にある脱獄するデバイスを選択する。
2. バックアップの項目にある「iPhone のバックアップを暗号化」のチェックを外して再度バックアップをとっておく。
3. 再びPangu9を使って脱獄プロセスを開始する

またコンピュータの空き容量が10GB以上ない場合にも発生することがあるようなので確認しよう。

その他、設定>一般>リセットから「すべての設定をリセット」することで解決したとの報告も

最終更新日:2015/10/17

 

Error 51 （65%）

Error occurred in preparing the environment, err code (51)

と表示される場合はiOS 9.1パブリックベータで脱獄しようとしている可能性がある。対応デバイスをきちんと確認した上で再脱獄する必要がある。

設定アプリ>一般>プロファイルへ進み、脱獄プロセスを再試行する前にパブリックベータのプロファイルを削除する。

 

90%後の再起動での失敗

順調にプロセスが進み、90％あたりで最後の再起動が行われるが、再起動後にCydiaアイコンがなく、PanguアプリとWWDCアプリが残っている状態になっている場合、

1. 脱獄プロセスの75%の時にデバイス上のPanguアプリを起動するようにと表示された後、Panguアプリを起動する前に写真アプリを起動させる
2. その後ホームボタンでホーム画面に戻ってからPanguアプリを起動する

写真アプリをバックグラウンドで起動させた状態でPanguアプリを起動するとうまくいくことが多いようだ。

最終更新日:2015/10/17

「start」ボタンがグレー表示

正確にはエラーではないが、Panguで脱獄しようとするとボタンがグレーアウトされて脱獄できないという問題がある。

この問題はiTunesにあるのではないかと言われている。最新バージョンのiTunesにアップデートする。または最新バージョンのiTunesの場合は再インストールする必要がある。

• iTunesのダウンロードリンク

 

ランタイムエラー

この問題もiTunesに問題があると言われており、iTunesの最新バージョンをインストールすると解決したという報告がある。

• iTunesのダウンロードリンク

別の新たな解決方法として、WindowsにインストールしたPanguアプリを右クリックし、互換性のトラブルシューティングを選択し、推奨設定を使用するをクリックすると解決したという報告がある。

最終更新日:2015/11/10

パブリックベータインストール時の失敗

Pangu9ではパブリックベータ版には対応しておらず、そのような内容のエラーが表示された場合はデバイスからパブリックベータのプロファイルを削除する必要がある。

設定アプリ>一般>プロファイルへ進み、脱獄プロセスを再試行する前にパブリックベータのプロファイルを削除する。

 

Cydiaアイコンが表示されない

全て順調に行えたはずなのにCydiaアイコンが表示されない場合は、新しくインストールされたPanguアプリを起動する前に、写真アプリを起動する。

写真アプリを終了させて、次にPanguアプリを起動し、プロンプトが表示されたらアクセス権を付与する。そうするとCydiaが表示されるようだ。

 

脱獄後にAppleロゴのままになってしまう

脱獄後に再起動や電源をオフにした時に頻繁に発生するAppleロゴでフリーズ。この問題は確実な原因がわかっていないが、ステータスバー系のTweakをインストールしている場合には頻繁に発生するようだ。

libstatusbarが完全に対応するまではステータスバー系のTweak（StatusModifierなど）を削除する。

• 追記1 ： 明確な原因はわかっていないままではあるが、修正されるまでの対処法として、Appleロゴでフリーズ中に「ホームボタン」と「ボリュームアップキー」を押し続けると起動することがあるようだ。（情報提供：Toshiさん）
• 追記2 : 追記1と似たような手順でフリーズ中に「スリープボタン」と「ボリュームアップキー」を押し続けると起動することがあるようだ。
• 追記3 : libstatusbarがiOS 9に対応(libstatusbarがアップデートしiOS 9に対応。バージョン0.9.9.0へ。)

最終更新日:2015/10/23

cydo returned an error code (2)

Sub-process /usr/libexec/cydia/cydo returned an error code (2)

iOS 9で脱獄した途端にいくつかのユーザーで起こっているCydiaエラー。

この問題についても原因はわかっていないが、以前から同じエラーが発生していたので、もし原因が同じである場合は、以下の方法で解決できるかもしれない。

1. iFileで「/var/lib/dpkg/updates/」を開く
2. 中にある数字の名前のファイルを削除
3. デバイスを再起動

上記の方法で解決できない場合は復元後に再脱獄を行う。

その他のCydiaエラーは以下のリンクから。

• Cydiaで発生するエラーリスト

 

ターミナル系アプリが動作しない

Cydia上でインストール可能なターミナル系のアプリが全て動作しない問題が発生している。2015/10/29にアップデートが公開されたPAM ModulesをCydiaからアップデートすると解決する。

• PAM Modulesをアップデートしターミナル系アプリを操作可能に。

もし解決出来ない場合や、今後同じような症状になった場合は代替として以下の方法で対処可能。

• Pangu Loader : ターミナルが起動しなくてもmobile passwordを変更可能に
• iOS 9をPanguで脱獄後にターミナル系が使えない時の代わりに「LocalSSH」

 

Failed to check for updates.

Failed to check for updates. Make sure your network connection is active.

と表示され脱獄が出来ないという報告がある。Panguアプリは開くことが出来ても、Start（スタートボタン）がグレーアウトしており、押すことが出来ず進めない状態。この問題は2015/11/13辺りから発生しており、Panguのサーバーがダウンしている為と囁かれている。実際のところ具体的な原因はわかっていないが、現在のところ修正を待つしかないと言われていた。

その他の情報では、Windows PCの場合USBポートを変更（またはPCを変更）すると解決できたという情報もある。また、USBポートが原因である場合、デバイスマネージャからドライバーの更新、またはUSBボートの部分を初期化するとPCを再起動すると解決することがある。

最終更新日:2015/12/20

夜寝ている時にデバイスが勝手に再起動

なぜか夜眠っている間にデバイスが再起動しているという報告があるようだ。いくつかの情報をまとめてみると、夜眠っている時というワードが目立っている。

これに共通しているのは「家の中で、充電に繋いで、ロックされている」という3つ。この3つの条件が揃うと自動的に行われるというiCloudバックアップがある。海外サイトを見まわってみてもやはりiCloudのバックアップが問題ではないかと言われており、オフにすると解決したという情報もある。

もしこのような症状があった場合は、一度オフにして試していただきたい。また、どうしてもiCloudバックアップを行いたい場合は手動で行うか、一度サインアウトしてから再びサインインしてから試してみて欲しい。

その他情報が入り次第追記する。

最終更新日:2015/11/24