Appleは2015/12/09にiPhone, iPad, iPod touch向けにiOS 9.2を正式にリリースした。今回のアップデートでは、Apple Musicの機能改善や、その他多くのバグの修正が行われた。
現在のところ、iOSアプリのドラゴンクエストやファイナルファンタジーなど、スクウェア・エニックスが提供する「ソフトウェアトークン」が起動しないという問題が発生しているようだ。
ここでは、アップデートしたiOS 9.2からiOS 9.1へダウングレードする方法を簡単に説明する。
いつものように、ここで説明する手順はAppleがiOS 9.1に署名発行中である場合のみダウングレードが可能であり、署名が停止してしまうとダウングレードは不可能となる。
事前注意
- iOS 9.1へのみダウングレードができ、それ以前のバージョンへのダウングレードはできない
- AppleがiOS 9.1に署名し続けている限りダウングレードできる(署名確認ページ)
- 万が一うまくいかなかった場合のため、バックアップから復元できるようにするため必ずiTunesでバックアップ、そしてiCloudでバックアップをとっておく。
- Appleはダウングレードは勧めていないため、行う場合は自己責任で
追記:2015/12/22にiOS 9.0.2の署名は停止した為この方法でのダウングレードは不可能となりました。
iOS 9.2からiOS 9.1へダウングレードする手順
初めにこちらのページにてiOS 9.1の署名発行中かどうかを確認し、発行中である場合は以下で説明する手順でダウングレードを行う。また、バックアップはiTunesで取ったものはダウングレード後の復元時にバージョンが違っていると使用できないことがあるので必ずiCloudでもバックアップをとっておこう。
Step1.
使用しているデバイスに対応しているiOS 9.1のファームウェアの「ファイル名」の部分をクリックし、ファームウェアをPC上にダウンロードする。
また、どのファームウェアを選べば良いのかがわからない場合は、以下のリンクを参考にし、「製品タイプ」を確認しファームウェアを選択する。
Step2.
ファームウェアをダウンロードしている間に、
設定アプリ>iCloud>iPhoneを探すの順で進み、「iPhoneを探す」をオフにしておく。
Step3.
PCでiTunesを起動させ、USBケーブルでPCにデバイスを接続する。
Step4.
電源ボタン長押しでデバイスの電源を切る。
Step5.
電源オフにした後、3秒電源ボタンを押したままにし、その後電源ボタンとホームボタンを同時に10秒間押したままにする。その後、電源ボタンだけを離しホームボタンだけを押したままにする。(DFUモード)
iTunesのポップアップメッセージで、「iTunesはリカバリーモードのデバイスを見つけました。」という内容が表示される。
Step6.
ダウングレードしたいデバイスが表示されていることを確認し、WindowsであればShiftキーを押しながら、MacであればAlt/Optionを押しながら「iPhoneを復元」ボタンをクリックする。
Step7.
選択するウィンドウが表示されたら、先ほどダウンロードしたファームウェアファイル(.ipsw)を選択して開くをクリックする。
Step8.
復元をクリック。するとダウングレードプロセスが開始する。ある程度時間がかかるためしばらく待つ必要がある。ダウングレードが完了すると再起動するのでこれで完了となる。
初めに書いたようにiOS 9.2からiOS 9.1へのダウングレードが可能である期間はAppleが署名している期間中だけであり、いつ停止になるのかわからない。そのため、もしダウングレードするのであれば早めにやっておこう。
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