Appleは本日、iOS9.3.4を正式にリリースした。今回の更新内容は、「重要なセキュリティの問題を修正・改善」と記載されていたが、これにより、iOS9.2からiOS9.3.3で可能だったPanguによる脱獄が不可能になっている。
しかし、いつもの手順で、今だけiOS9.3.3に戻すことが可能だ。
- iOS 9.3.4にアップデートしてしまったが、やっぱりiOS 9.3.3を使用したい!
- もっと前のiOSを使用していたが、iOS9.3.4へアップデートするのではなく、iOS9.3.3へアップデートしたい!
上記のような場合は、今なら以下の手順でダウングレードできる。
また、いつものことだが、以下で説明している手順はAppleがiOS 9.3に署名を発行中である場合のみ有効な方法で、もし署名の発行が停止してしまうとダウングレードは不可能となることに注意していただきたい。
事前注意
- iOS9.3.3(またはiOS9.3.2)へのみダウングレードができ、それより前のバージョンへのダウングレードはできない
- AppleがiOS9.3.3に署名し続けている限りダウングレードできる(署名確認ページ)
- 万が一うまくいかなかった場合のため、バックアップから復元できるようにするため必ずiTunesでバックアップ、そしてiCloudでバックアップをとっておく。
- Appleはダウングレードを勧めていないため、行う場合は自己責任で
- 新しいバージョンのバックアップは基本的に古いバージョンへ復元することはできない。
2016/08/25 iOS9.3.3の署名が停止されてしまったため、本記事の方法でダウングレードは不可能となりました。
iOS9.3.3にダウングレードまたはアップグレード
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署名を確認しダウンロード
こちらのページから現在使用しているデバイスに対応するiOS 9.3.3のファームウェアを選択し、「ファイル名」の部分をクリックし、ファームウェア(.ipswファイル)をPC上にダウンロードする。
iPhone 5などで選ぶファームウェアがわからない場合は、以下のリンクを参考にし、「製品タイプ」を確認しファームウェアを選択する。
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iOSデバイスをDFUモードに
PC上のiTunesを起動させて、USBケーブルでiOSデバイスをPCに接続する。
その後、一度デバイスの電源をオフにする。
電源がついていない状態で、3秒ほど電源ボタンを押したままにし、その後電源ボタンとホームボタンを同時に10秒間押したままにする。
その後、電源ボタンだけを離しホームボタンだけを押したままにする。(DFUモード)うまくいくとiTunesのポップアップメッセージで、「iTunesはリカバリーモードのデバイスを見つけました。」という内容が表示される。
はじめに書いたとおり、この手順でダウングレードできるのは、Appleが署名を停止するまでであり、いつ署名が停止されてしまうかはわからない。
そのため、もしダウングレードまたはiOS9.3.3へアップグレードしたい場合は、できるだけ早く行っておこう。
また、新しいバージョン(iOS9.3.4)で作成したバックアップは、iOS9.3.3へ復元できないことがあるので注意しよう。
もしどうしても新しいバージョンのバックアップを復元したい場合は、サードパーティ製ツールを使用するなどの工夫が必要となる。
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