Mac上のSafariやシステム全体でオートコンプリートデータやログインパスワードを削除または編集する方法

前回の記事では、Mac上のSafariで、履歴やキャッシュ、Cookieを消去する方法を紹介した。

Safariに保存されるデータというのは履歴やキャッシュ、Cookie以外にもいくつかあるが、ここではSafariに保存されている自動入力機能やサイトのログイン、パスワードなどの情報を削除する方法について簡単に説明する。

履歴やキャッシュ、Cookieを消去する方法は以下のリンクを参考にしていただきたい。

また、以下で説明している環境はOS X El Capitan、Safariバージョン9.0となっている。

 

Safariのオートコンプリートデータを削除

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Safari > 環境設定 > 自動入力

オートコンプリートはウェブページ上のユーザ名やパスワード、アドレス、検索クエリなどで自動的に補完してくれるものである。これらの編集や削除はSafariの環境設定から行える。もし誤ったデータが自動的に補完されていた場合は編集を行うことが出来る。

Safariの環境設定から自動入力タブを開き、4つの項目から編集ボタンをクリックして削除や変更を行うことが出来る。編集できる4つの項目は以下の通り。

  • 自分の連絡先カードの情報を使用
  • ユーザ名とパスワード
  • クレジットカード
  • その他のフォーム

特にユーザ名とパスワードは変更する必要が有ることが多いかもしれない。チェックボックスを外すことで自動入力をさせないように無効にすることも出来る。

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任意の項目をダブルクリックで編集

ユーザ名とパスワードの編集の場合はWebサイト、ユーザ名、パスワードをそれぞれダブルクリックして編集ができる。削除する場合は選択した状態で削除をクリックする。

 

システム全体のログインとパスワードを削除

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Finder > アプリケーション > ユーティリティ

上記のWebサイトのユーザ名やパスワードなどはキーチェーンアクセスアプリを使用して削除することもできる。

キーチェーンアクセスアプリは、Finder > アプリケーション > ユーティリティにある。またはLaunchpadなどで「キーチェーンアクセス」と入力してアプリを起動することもできる。

キーチェーンアクセスを起動すると、キーチェーンの項目に、ログイン、ローカル項目、システム、システムルートがあり、ログインの項目を確認すると、様々な情報の一覧が表示される。

ここで注意したいのは、この項目はSafariだけで使用されるものではないので、誤って違うものを削除してしまわないようにする必要がある。

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Mac上に保存されたログインとパスワードは、任意の項目をダブルクリックして編集または削除することができる。パスワードが表示されていない場合は、「パスワードを表示」のチェックボックスにチェックを入れる。