「iPhoneを探す」の使い方──PCからまたはiOSデバイスから探す方法など

Appleが提供するサービス「iPhoneを探す」を使用すると、盗難や紛失してしまったiPhoneやiPad、iPod touch、MacなどのAppleデバイスを遠隔で追跡することができる。失くしたデバイスが3G/4G/LTE、WiFiなど何らかのネットワークに接続されており、iPhoneを探す機能が有効に設定されている限りは事実上どこからでも探すことが出来る。

また、この「iPhoneを探す」機能は、紛失や盗難にあったデバイスの場所、位置を確認することができるだけでなく、個人情報を遠隔で消去し悪用されることからも防ぐことが出来る。

ここでは、「iPhoneを探す」機能を使って実際にデバイスを追跡する方法を簡単に説明する。Apple Watchを探す方法についてはこちらの記事を参考に、「iPhoneを探す」機能を有効にする方法はこちらの記事を参考にしていただきたい。

 

「iPhoneを探す」について、条件や出来ること

「iPhoneを探す」は、2010年6月に初めてバージョン1.0としてリリースされたアプリ/サービスである。「iPhoneを探す」を使ってiOSデバイス(iPhone、iPad、iPod touch)やMacの位置を検出して表示することができる。リリースされたばかりのバージョン1.0ではiCloudに対応もしておらず、Macを探すこともできなかった。

2011年10月にiCloudに対応、そしてMacを探す機能の追加などを含むバージョン1.3がリリースされた。翌年2012年9月には紛失モードやバッテリー状態の確認ができるバージョン2.0がリリースされている。

そして2014年に最新(記事公開時点)であるバージョン4.0が公開。バージョン4.0では「ファミリー共有」がサポートされ、「iPhoneを探す」を使って家族全員でなくしたデバイスを探すことも可能となった。

条件

「iPhoneを探す」バージョン4.0でiPhoneを探すための条件や必要事項

  • iOS8以降
  • iPhone / iPad / iPod touch / Mac / Apple Watch / AirPods
  • iCloud (Apple ID)
  • 紛失したデバイスの「iPhone(iPad)を探す」の設定が有効になっていること
  • 紛失したデバイスがWiFiまたは3G/4G/LTEなどのモバイルネットワークに接続されていること

出来ること(特徴)

「iPhoneを探す」のいくつかの機能をまとめると以下のような機能がある。

  • iPhoneやiPad、 iPod touch、 Mac、Apple Watch、AirPodsの位置を地図上で確認
  • 紛失したデバイスを遠隔で最大音量のサウンド再生して知らせる(最大2分間)
  • 紛失したデバイスを遠隔でパスコードロック
  • 紛失したデバイスのロック画面上に任意のメッセージを表示させる
  • iOSデバイスの紛失モードが有効になっている場合はデバイスの最近の位置の履歴を表示
  • 紛失したデバイスの現在位置までの運転経路案内
  • 紛失したデバイスの設定やデータを遠隔で消去可能
  • 紛失したデバイスのバッテリー残量を確認
iPhone/iPad/iPod touch
Apple Watch
MacAirPods
場所を表示
音を鳴らす
紛失モード
リモート消去
ロック

 

3つの遠隔操作

「iPhoneを探す」の遠隔操作では以下の3つのことが行える。

  1. サウンドを再生
    近くに紛失したデバイスがある時に遠隔でサウンドを再生させて正確な位置を知ることが出来る。紛失したデバイスがオフラインの場合は、オンラインになった瞬間に再生可能。
  2. 紛失モード
    紛失した場合に遠隔でデバイスをロックし、過去24時間に確認できた位置情報を確認することが出来る。紛失したデバイスがオフラインの場合は、オンラインになった瞬間に紛失モードに設定可能。
  3. リモート消去
    iPhoneの場合は「iPhoneを消去」、Apple Watchは「Watch」を消去という表示になる。もし紛失したデバイスが悪意のある人に渡ってしまったと思った場合は、遠隔で紛失したデバイスのデータや個人情報を全て削除し、工場出荷時の状態に初期化してくれる。紛失したデバイスがオフラインの場合は、オンラインになった瞬間に消去できる。

iCloud(PC)からiPhoneを探す方法

  1. iCloudにサインイン
    iCloudにサインインする

    PCのウェブブラウザから「icloud.com」にアクセスし、Apple IDとパスワードを入力してサインインする。

  2. iCloud.comのiPhoneを探す
    「iPhoneを探す」を選択

    ホーム画面のようなものが表示されるので「iPhoneを探す」のアイコンをクリックする。

  3. iCloud.comでiPhoneを探す
    iPhoneを探す

    iCloudのiPhoneを探す画面の上部にある「すべてのデバイス」をクリックし、なくしてしまったiPhoneをクリックして選択する。

  4. 紛失したiPhoneの位置情報
    説明4

    すると、地図上に紛失したiPhoneのおおよその位置が画面中央に表示される。以上の手順で紛失したiPhoneの場所を確認することが出来る。画面左上の「+」「-」ボタンで地図の縮小と拡大も行える。

    さらにメニューから「サウンドを再生」「紛失モード」「リモート消去」の3種類の遠隔操作が行える。

他のiOSデバイスからiPhoneを探す方法

  1. iOSデバイスで「iPhoneを探す」を起動
    「iPhoneを探す」アプリを開く

    iCloud以外にも、別のiOSデバイスを持っている場合はそのiOSデバイスから紛失したiPhoneを探すことも出来る。

    iOSデバイスのホーム画面上にある「iPhoneを探す」アプリを開き、サインインしていない場合はApple IDとパスワードをそれぞれ入力しサインインする。アプリがどこにあるかわからない場合は、ホーム画面の中央を下にスワイプし、検索ボックスにiPhoneを探すと入力すると発見できる。

  2. iOSデバイスからiPhoneを探す
    iPhoneを探す

    マイデバイスの一覧から、なくしてしまったiPhoneを選択すると、マップ上に紛失したiPhoneのおおよその位置が表示される。

    さらに「アクション」をタップして表示されるメニューから「サウンドを再生」「紛失モード」「リモート消去」の3種類の遠隔操作が行える。車のアイコンが表示されている場合は紛失したiPhoneまでのルートをマップアプリで表示もしてくれる。

「サウンドを再生」の使い方

  1. 「iPhoneを探す」でサウンドを再生
    「サウンドを再生」

    近くにある場合であれば「サウンドを再生」して、iPhoneを遠隔でアラーム音を再生することができる。この機能により、さらに細かな位置情報を把握することができる。

    他のiOSデバイスからの場合
    「iPhoneを探す」アプリで、紛失したiPhoneを選択した状態で、下部の「アクション」を選択し、遠隔メニューの「サウンドを再生」をクリックする。

    PC (icloud.com)からの場合
    iCloudで紛失したiPhoneを選択した状態にし、遠隔メニューの「サウンドを再生」をクリックする。

    サウンドを再生を実行すると選択されているiPhoneから大音量のアラーム音が再生される。最大2分間再生させることが出来る。アラーム音は紛失したiPhone側で停止させることが出来る。

    紛失したiPhoneがオフラインの場合…
    オフラインになっている場合はその時点ではサウンドが再生されないが、アクション自体は保留させ「検出時に通知」をタップまたは「検出したら通知」にチェックすることでオンラインになった瞬間にサウンドを再生させることが出来る。

「紛失モード」の設定と使い方

  1. 「iPhoneを探す」の紛失モードを有効にする1

    紛失モードを選択

    失くしてしまったiPhoneが近くにない場合には「紛失モード」が便利だ。紛失モードを有効にすると、失くしたiPhoneを一時的にロックしてくれるというもの。さらにパスコードを設定していないiPhoneを紛失している場合はパスコードを遠隔で設定することもできる。(画像 左:iPhoneの場合 右:PCからの場合)

    他のiOSデバイスからの場合
    「iPhoneを探す」アプリで紛失したiPhoneを選択した状態で、下部の「アクション」を選択し、遠隔メニューの「紛失モード」をタップする。
    確認画面に移動し紛失モードをオンにしますか?と表示されるので「紛失モードをオンにする…」をタップする。

    PC (icloud.com)からの場合
    iCloudで紛失したiPhoneを選択した状態にし、遠隔メニューの「紛失モード」をクリックする。

  2. 紛失モードでパスコードを設定
    パスコードの設定

    紛失したiPhoneをパスコードロックするため、6桁のパスコードを入力し設定する。確認のために2回入力する必要がある。

    このステップは紛失したiPhoneがパスコードを設定していない場合のみ行う必要があり、すでにパスコードが設定されている場合は省略される。(画像 左:iPhoneの場合 右:PCからの場合)

  3. 紛失モードで電話番号を登録
    電話番号の入力(任意)

    「番号」の右をタップまたはクリックし、紛失したiPhoneの画面上に表示させる電話番号を設定することが出来る。これのより、拾ってくれた人が表示されている電話番号に連絡してくれる可能性がある為だ。任意入力なので、特に電話番号は表示させる必要が無いと思うのであれば空欄で問題ない。

    入力が完了したら右上の「次へ」を選択する。(画像 左:iPhoneの場合 右:PCからの場合)

  4. 紛失モードでメッセージを入力
    メッセージを入力(任意)

    メッセージを入力するボックスをタップまたはクリックし、拾ってくれた人に対してメッセージを表示させることが出来る。1つ前のステップで電話番号を入力している場合はあらかじめメッセージが入力された状態になる(編集可)。

    ここも任意入力なので、特に表示させる必要が無いと思うのであれば空欄で問題ない。入力が完了したら「完了」を選択する。(画像 左:iPhoneの場合 右:PCからの場合)

  5. 紛失モードを有効
    確認

    以上の手順で紛失したiPhoneを紛失モードに設定完了となる。PC(icloud)または他のiOSデバイス上の「iPhoneを探す」アプリで紛失モードに設定したiPhoneを確認してみよう。

    自分の保有しているデバイス一覧に表示されている紛失したiPhoneには鍵マーク、そして紛失したiPhoneを選択するとオレンジまたは赤のラベルで「紛失モード」と表示されているはずだ。

    これで紛失したiPhoneを一時的にロックされている。(画像 左:iPhoneの場合 右:PCからの場合)

    紛失したiPhoneがオフラインの場合…
    オフラインになっている場合はすぐに紛失モードに設定はされないが、アクション自体は保留させ「検出時に通知」をタップまたは「検出したら通知」にチェックすることでオンラインになった瞬間に紛失モードに設定することが出来る。

「紛失モード」を解除する方法と変更する方法

  1. 「iPhoneを探す」の紛失モードを有効にする1
    紛失モードを選択

    一度設定した紛失モードの内容を変更する場合や解除する場合は、再度「紛失モード」をタップまたはクリックして行える。

    他のiOSデバイスからの場合
    「iPhoneを探す」アプリで紛失したiPhoneを選択した状態で、下部の「アクション」を選択し、遠隔メニューの「紛失モード」をタップする。

    PC (icloud.com)からの場合
    iCloudで紛失したiPhoneを選択した状態にし、遠隔メニューの「紛失モード」をクリックする。

  2. 紛失モードの内容を編集または解除
    紛失モードの内容を変更または解除

    内容を変更・編集
    紛失モードで設定した電話番号やロック画面上に表示させるメッセージを変更したい場合はそれぞれ入力する。

    アップデート通知
    紛失モードをオンにしている場合は紛失したiPhoneの場所が移動する度にメールで通知が来るが、停止したい場合は「メールのアップデート」または「更新をメールで通知」のスイッチまたはチェックボックスをオフにする。

    解除したい場合
    紛失モードを停止したい場合は「紛失モードをオフにする」または「紛失モードを停止」をタップ/クリックして解除することができる。(画像 左:iPhoneの場合 右:PCからの場合)
    また、紛失モードに設定されたiPhoneのロックを解除すると自動的に紛失モードが解除される。

「リモート消去」の使い方

  1. 「iPhoneを探す」のリモート消去
    リモート消去

    失くしたiPhoneを紛失モードでロックしても尚心配な場合は、iPhoneを工場出荷時の状態にリセットすることが出来る。これによりiPhone内のデータや個人情報が全て消去される。もちろん手元に戻ってきた場合、バックアップがある場合は復元することも可能だ。

    他のiOSデバイスからの場合
    紛失したiPhoneを選択した状態で、下部の「アクション」を選択し、遠隔メニューの「iPhoneを消去」をタップする。確認画面に移動しこのiPhoneを消去しますか?と表示されるので「iPhoneを消去…」をタップする。

    PC (icloud.com)からの場合
    紛失したiPhoneを選択した状態にし、遠隔メニューの「iPhoneの消去」をクリックする。確認画面が表示され、このiPhoneを消去しますか?と確認されるので「消去」をクリックする。

  2. AppleIDのパスワードを入力する
    Appole IDのパスワードを入力

    初めにApple IDに登録されたパスワードを入力する必要がある。iPhoneのパスコードではないので注意。入力後「消去」をタップまたは「⇨」をクリックする。

  3. 初期化後に電話番号を登録して表示
    電話番号の登録(任意)

    紛失モードを設定した時と同じで、「番号」の右をタップまたはクリックし、紛失したiPhoneを初期化後、画面上に表示させる電話番号を設定することが出来る。これのより、拾ってくれた人が表示されている電話番号に連絡してくれる可能性がある。

    こちらは任意入力なので、特に電話番号は表示させる必要が無いと思うのであれば空欄で問題ない。

    入力が完了したら右上の「次へ」を選択する。(画像 左:iPhoneの場合 右:PCからの場合)

  4. iPhone初期化後にメッセージを表示
    メッセージを入力(任意)

    こちらも紛失モードを設定した時と同じで、メッセージをあらかじめ設定し、拾ってくれた人に対してメッセージをiPhoneの画面上に表示させることが出来る。1つ前のステップで電話番号を入力している場合はあらかじめメッセージが入力された状態になる(編集可)。

    ここも任意入力なので、特に表示させる必要が無いと思うのであれば空欄で問題ない。入力が完了したら「完了」を選択する。(画像 左:iPhoneの場合 右:PCからの場合)

    以上の手順で初期化作業が開始される。

    紛失したiPhoneがオフラインの場合…
    オフラインになっている場合はすぐに初期化が実行されないが、アクション自体は保留させ「検出時に通知」をタップまたは「検出したら通知」にチェックすることでオンラインになった瞬間にiPhoneを初期化することができる。

出典または引用

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