[Excel]エクセルで全角文字だけを数える方法[LENB-LEN関数] 2017/10/31Pey Excel コメントを投稿するExcelで、特定のセルにある文字をカウントするLENまたはLENB関数というものがある。しかしこれらの関数は全角や半角の区別はない、またはバイト数を返すものとなっている。しかし、1つのセルの中に半角文字と全角文字の両方が含まれている場合に全角文字だけを数えたい時がある。 ここでは、エクセルのLENBまたはLEN関数を使って、指定したセル内にある文字の全角文字だけをカウントする方法を簡単に紹介する。対象となるExcelのバージョン Excel 2016 Excel 2013 Excel 2010 Excel 2007 もくじ1. LENB-LENで全角文字だけカウントできる2. LENBとLEN関数の書式と特徴3. 全角文字だけカウント実践4. 参考 LENB-LENで全角文字だけカウントできる画像1:LENBからLENを減算して5が求められる画像1は全角と半角をそれぞれ入力し、LENB関数、LEN関数、そしてLENB関数で求められた数字からLEN関数で求められた数字を引き算(減算)したものである。1つのセルに「あいうえお」だけや、「abcde」だけのように半角文字か全角文字のどちらかのみの場合は、LEN関数で文字数をカウントすることができるが、「あいうえおabcde」のように1つのセルに半角と全角の両方がある場合には、1つの関数だけでは全角だけをカウントできない。そこで、一旦バイト数を返すことができるLENBで「あいうえおabcde」のバイト数を数えると「15」と返ってくる。そしてLENで「あいうえおabcde」を数えると「10」と返ってくる。この差を求めることで全角文字だけの文字数を求めることができる。 LENBとLEN関数の書式と特徴LEN(文字列)ABC1式結果説明2=LEN(“Excel”)5文字列の長さ3=LEN(“Excel 2016”)10スペースを含む文字列の長さ4=LEN(“エクセル”)4全角半角関係なくカウント5=LEN(“エクセル 2016”)9全角半角スペースすべてカウント6=LEN(“”)0空白なので0(ゼロ)LENB(文字列)ABC1式結果説明2=LENB(“Excel”)5文字列の長さ3=LENB(“Excel 2016”)10スペースを含む文字列の長さ4=LENB(“エクセル”)8全角は1文字2バイトとしてカウント5=LENB(“エクセル 2016”)13全角半角スペースそれぞれカウント6=LENB(“”)0空白なので0(ゼロ)LENB関数は指定したセル内の文字列のバイト数(全角は2として、半角は1として)を返す。LEN関数は指定したセル内の文字列の文字数を返す(全角半角関係なし)全角文字だけカウント実践データの準備A2に「あいうえおabcde」と入力し、B2に「あいうえお」の文字数である5を返すように表を準備する。関数の入力A2に入力された「あいうえお」の文字数だけをカウントするために、LENB関数の結果からLEN関数の結果の減算を行う。=LENB(A2)-LEN(A2)エンターキーを押すと問題なく「5」と表示される。参考https://support.office.com The following two tabs change content below.この記事を書いた人最新の記事PeyiPhoneやiOSとMacやWindowsなどPC全般の事を記事にしています。 最新記事 by Pey (全て見る) 週間Tweaks:ステータスバーの時刻をダブルタップで日付に切り替え「DateTap」など - 2018/02/12 週間Tweaks:iPhoneXでスワイプアップでロック「SwipeUpLockX」やドックをカスタマイズ「Marina」など - 2018/02/05 週間Tweaks:iPhoneXのアプリスイッチャーでスワイプでアプリ終了「EasySwitcherX」など - 2018/01/29