[Excel] エクセルで半角文字だけを数える方法 [LENx2-LENB関数]

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前回にも紹介したように、Excelで1つのセル内に全角文字と半角文字が入っている場合、全角文字を数える方法があった。今度は逆に、半角文字だけを数える方法をがある。前回と同じようにLEN関数とLENB関数を使って簡単に数えることができる。

ここでは、エクセルのLENBまたはLEN関数を使って、指定したセル内にある文字の半角文字だけをカウントする方法を簡単に紹介する。

対象となるExcelのバージョン
Excel 2016 Excel 2013 Excel 2010 Excel 2007

 

LEN*2－LENBで半角文字だけカウントできる

LEN*2-LENBで半角文字をカウント
LEN*2-LENBで半角文字をカウント

画像1はA2に全角と半角が混合する「あいうabcd」を入力し、B2にLEN関数でA2を参照し「7」、C2にはLENB関数でA2を参照し「10」、そしてD2にその差(C2-B2)の「3」を求めたものである。

そして「7」から「3」を減算することで半角文字の長さをカウントすることができる。(計算式を変形させるとLEN(A2)*2-LENB(A2))となる。

半角と全角が混合する場合に便利

1つのセルに「あいう」だけや、「abcd」だけのように半角文字か全角文字のどちらかのみの場合は、LEN関数で文字数をカウントすることができるが、今回のように1つのセルに半角と全角の両方がある場合には、1つの関数だけでは半角だけをカウントすることができない。

こういった１つのセルに半角と全角が混合する場合には便利な方法である。

 

LENBとLEN関数の書式と特徴

LEN(文字列)
ABC
1式結果説明
2=LEN(“Excel”)5文字列の長さ
3=LEN(“Excel 2016”)10スペースを含む文字列の長さ
4=LEN(“エクセル”)4全角半角関係なくカウント
5=LEN(“エクセル 2016”)9全角半角スペースすべてカウント
6=LEN(“”)0空白なので0(ゼロ)
LENB(文字列)
ABC
1式結果説明
2=LENB(“Excel”)5文字列の長さ
3=LENB(“Excel 2016”)10スペースを含む文字列の長さ
4=LENB(“エクセル”)8全角は1文字2バイトとしてカウント
5=LENB(“エクセル 2016”)13全角半角スペースそれぞれカウント
6=LENB(“”)0空白なので0(ゼロ)
  • LENB関数は指定したセル内の文字列のバイト数(全角は2として、半角は1として)を返す。
  • LEN関数は指定したセル内の文字列の文字数を返す(全角半角関係なし)

半角文字だけカウント実践

  1. LENx2-LENB
    データの準備

    A2に「あいうabcd」と入力し、B2に「abcd」の文字数である4を返すように表を準備する。

  2. LENx2-LENB
    関数の入力

    A2に入力された「あいうabcd」の半角文字数だけをカウントするために、B2に、LEN(A2)-(LENB(A2)-LEN(A2))を計算するが、式を短くするために以下のように入力する。

    =LEN(A2)*2-LENB(A2)

    エンターキーを押すと問題なく「4」と表示される。

参考