Windows10のジャンプリストの「最近使ったもの」や「よく使うもの」を削除する方法

Windowsを利用していると、スタートメニューやタスクバーに「最近使ったもの」という項目で、一度開いたことがあるファイルが表示される。

最近使った項目」は、最近ユーザーが使用したり開いたことがあるファイルのリストである。

これらの項目のうち、「最近使用したファイル」はクイックアクセスに表示され、「最近使ったもの」は、スタートメニューやタスクバーのジャンプリストに表示されている。

よくアクセスする場所」は最近ユーザーが開いたことがあるフォルダやウェブサイトなどのリストである。
これらの項目のうち、「よくするフォルダー」はクイックアクセスに表示され、「よく使うもの」は、スタートメニューやタスクバーのジャンプリストに表示されている。

jump-list-1

これらの項目は再度ファイルを開くときに非常に便利な機能であるが、削除したいこともあるだろう。

ここでは、上記のような最近使った項目やよくアクセスする場所を、クイックアクセス、ジャンプリスト、スタートメニュー、エクスプローラーなどからリセットまたはクリアする方法を簡単に説明する。

 

 

事前注意

ここの手順で説明している、最近使った項目やよくアクセスする場所のリセットを行うと、クイックアクセスやジャンプリストでピン留め(固定)している項目を除く全ての項目がリセットされる。

また最近使った項目やよくアクセスする場所の項目は以下の場所のフォルダに格納されている。これらはリセットされたときにクリアされる場所ということになる。念のためバックアップをとっておくこともおすすめする。

  • %APPDATA%\Microsoft\Windows\最近使った項目
  • %APPDATA%\Microsoft\Windows\Recent\AutomaticDestinations
  • %APPDATA%\Microsoft\Windows\Recent\CustomDestinations

 

方法1. 設定アプリから簡単に履歴を消去

スタート画面またはタスクバーのジャンプリストに最近開いた項目を表示する

  1. デスクトップ上で右クリックし、「個人設定」をクリック、
    またはスタートメニュー>設定>パーソナル設定を選択する
  2. 「スタート」を選択する。
  3. 「スタート画面またはタスクバーのジャンプリストに最近開いた項目を表示する」の項目をオフにする

このオプションはジャンプリストに「最近開いた項目」を非表示にするだけでなく履歴自体が消去される。

 

方法2. エクスプローラーのオプションから履歴を消去

エクスプローラーの履歴を削除するとアドレスバーに入力した時と同じように使用したファイルやフォルダに着いての保存された情報を削除する。履歴を消去した場合、クイックアクセスから「最近使用したファイル」が消え、ピン留めしたものを除く全ての「よく使用するフォルダ」が表示されなくなる。

 

  1. エクスプローラー内の表示タブを選択し、リボンにあるオプションを選択する
    エクスプローラー内のリボンにあるオプションを選択
  2. 全般タブのプライバシーの項目にある「エクスプローラーの履歴を消去する」の右にある「消去」をクリックする
    エクスプローラーの履歴を消去する

 

その他の方法

上記の方法とは別に、フォルダ内に格納されているファイルを直接削除することによって個別に最近使ったものを削除することができる。

AutomaticDestinations

  1. エクスプローラーに
    %AppData%\Microsoft\Windows\Recent\AutomaticDestinations
    と入力しエンターを押す
  2. 消去したいアプリケーションのAppIDの項目を削除する

という流れで消去することができるが、AppIDは英数字の不規則な文字列となっておりアプリケーションを特定するのは少し難しいかもしれない。消去したいアプリケーションを起動しファイルを保存すると、更新日時が一番新しく更新されるため、AutomaticDestinationsフォルダ内を更新日時順に並び替えることによってある程度特定することができる。

9b9cdc69c1c24e2b

また、デフォルトのアプリケーションのAppIDもある程度特定できるようだ。以下はAppIDの幾つかの例である。

  • メモ帳(x64): 9b9cdc69c1c24e2b
  • ペイント: 12dc1ea8e34b5a6
  • Internet Explorer(x64): 5da8f997fd5f9428
  • Microsoft Office Excel 2013(x86): f0275e8685d95486
  • Microsoft Office Word 2013(x86): a4a5324453625195
  • Word 2016: fb3b0dbfee58fac8
  • Excel 2016: b8ab77100df80ab2

その他のアプリケーションのAppIDについては以下のページで確認することが出来る。