Windows10の「ファイル履歴」を使って自動的にバックアップをとる方法 2016/02/27Pey Tips コメントを投稿するWindows 10のメインバックアップツールである「ファイル履歴」は、Windows 8の時に導入されたものである。ファイル履歴という名前であるが、特定のファイルまたはフォルダーをバックアップし、それらを復元することができる、バックアップツールとして使えるものである。ファイル履歴を設定した後、自分のPCに外付けドライブを接続してバックアップすることができる。さらに、接続しているだけでWindowsがスケジュール通りに自動的にバックアップしてくれるというとても便利な機能である。ここでは、Windows10で「ファイル履歴」を使ってバックアップをとる方法を簡単に説明する。 もくじファイル履歴を有効にする方法ファイル履歴の設定ファイルのバックアップを実行バックアップを保持バックアップ対象のフォルダーと除外するフォルダー別のドライブにバックアップ関連設定コントロールパネルのファイル履歴バックアップからファイルを復元する方法ファイル履歴を有効にする方法ファイル履歴は、他の複雑なバックアップツールとは異なり、迅速かつ簡単に操作できるように設計されている。ファイル履歴を有効にするにはまず、外付けHDDを接続する必要がある。設定>更新とセキュリティ>バックアップ>ドライブの追加次に、スタートメニュー(またはWin+I)から設定アプリを開く。そして更新とセキュリティを開き、バックアップを選択する。ファイル履歴を使用してバックアップの下にある「ドライブの追加」をクリックする。クリックすると、バックアップが可能な外付けHDDの検出が始まる。 また、ファイル履歴の設定はコントロールパネル>システムとセキュリティ>ファイル履歴から行うことも出来る。Windowsがファイル履歴のために使用するドライブを選択する。 すると、ファイルのバックアップを自動的に実行の項目が表示されるので、オンになっていることを確認する。ファイル履歴の設定その他のオプションファイル履歴によるバックアップの頻度などの詳細な設定を変更するには「その他のオプション」を選択する。ここでは、ファイルのバックアップを行う頻度や、そのバックアップを保存しておく期間、バックアップ対象にするフォルダーの選択、除外するフォルダーを設定できる。ファイルのバックアップを実行:デフォルトで「1時間ごと」に設定されており、10分/15分/20分/30分/1時間/3時間/6時間/12時間/毎日/の中から選択できる。バックアップを保持:デフォルトで「無期限」に設定されているが、1か月/3か月/6か月/9か月/1年/2年/を変更でき、さらに空き容量ご当たりなくなるまで、というオプションに変更可能になっている。外付けHDDの容量が心配な場合はこれらのオプションを変更しておこう。バックアップ対象のフォルダーと除外するフォルダー:ファイル履歴はデフォルトでは、重要なフォルダーである自分のユーザーアカウントのホームフォルダに設定されている。また、多くのデータを格納しているアプリケーション、例えばGoogle DriveやOneDriveフォルダーやRoamingフォルダーも含まれている。設定を変更することでバックアップ対象にするフォルダーを追加したり削除したりでき、さらに除外するフォルダーを指定することも出来る。あるフォルダーをバックアップしたいが、その中にある特定のサブフォルダーは除外したい、という時に便利なオプションだ。別のドライブにバックアップ:現在使用している外付けHDDから別のドライブに変更したい場合は、ここから設定を変更できる。方法は、「ドライブの使用を停止」をクリックして、新しいドライブがある場所を選択する。バックアップ自体は削除されないが、1つのドライブにだけバックアップできるようになっている。関連設定:最後の関連設定にある「詳細設定の表示」をクリックすると、コントロールパネルが表示される。ここには、ファイル履歴を設定することができる別のウィンドウが表示される。コントロールパネルのファイル履歴上記の詳細設定の表示をクリックすると、コントロールパネル上からファイル履歴の設定を変更することができるが、左にある「詳細設定」をクリックすると、頻度や保持期間などの詳細な設定を変更できる画面が表示される。この他、ホームグループの一部である場合にドライブを他のグループメンバーに公開できる設定や、ファイル履歴の最新のイベントやエラーが記録されたイベントログも確認できるオプションがある。バックアップからファイルを復元する方法設定アプリ>更新とセキュリティ>バックアップ>その他のオプション外付けHDDからファイルを復元するには、設定アプリを開き、更新とセキュリティ>バックアップ>その他のオプションへ進む。バックアップオプションのウィンドウが表示されたら一番下までスクロールし、「現在のバックアップからファイルを復元」をクリックする。コントロールパネル>システムとセキュリティ>ファイル履歴>個人用ファイルの復元その他の方法では、コントロールパネル>システムとセキュリティ>ファイル履歴>個人用ファイルの復元で同じことを行える。このウィンドウでは、バックアップを表示し、ファイルを復元することが出来る。復元するファイルまたはフォルダーを選択する。また、これらを右クリックしてプレビューすることも出来る。緑のボタンをクリックするとそれらをPC上に復元することが出来る。期間を選択するには、ウィンドウの横に少し見えているパネルや、矢印ボタンをクリックする。 また、これらの操作はバックアップから復元したい現在のフォルダーを右クリックして「以前のバージョンを復元」を選択することで素早く行うことが出来る。 The following two tabs change content below.この記事を書いた人最新の記事PeyiPhoneやiOSとMacやWindowsなどPC全般の事を記事にしています。 最新記事 by Pey (全て見る) 週間Tweaks:ステータスバーの時刻をダブルタップで日付に切り替え「DateTap」など - 2018/02/12 週間Tweaks:iPhoneXでスワイプアップでロック「SwipeUpLockX」やドックをカスタマイズ「Marina」など - 2018/02/05 週間Tweaks:iPhoneXのアプリスイッチャーでスワイプでアプリ終了「EasySwitcherX」など - 2018/01/29