iOS 9.1からiOS 9.0.2へダウングレードする方法

Appleは本日iPhone, iPad, iPod touch向けにiOS 9.1を正式にリリースした。

今回のアップデートでは、Unicode 7.0および8.0の絵文字に完全に対応した、150以上の新しい絵文字や多くの問題を改善したバージョンである。

安定のことを考えるとiOS 9.1のままで問題ないが、脱獄したい場合や、何らかの理由でiOS 9.0.2に戻したいユーザーも少なくない。

 

ここでは、アップデートしたiOS 9.1から現在署名中であるiOS 9.0.2へダウングレードする方法を簡単に説明する。

また、以下で説明している手順はiOS 8からアップグレードする、という時も同じ手順で行うことが出来る。

いつものように、AppleがiOS 9.0.2に署名を発行中の場合である時のみダウングレードが可能であり、署名が停止してしまうとダウングレードはできなくなるので早めに行ったほうがよいかもしれない。

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事前注意

  • iOS 9.0.2へのみダウングレードができ、それ以前のバージョンへのダウングレードはできない
  • AppleがiOS 9.0.1に署名し続けている限りダウングレードできる(署名確認ページ
  • 万が一うまくいかなかった場合のため、バックアップから復元できるようにするため必ずiTunesでバックアップ、そしてiCloudでバックアップをとっておく。
  • Appleはダウングレードは勧めていないため、行う場合は自己責任で

追記:2015/10/30にiOS 9.0.2の署名は停止しました。

iOS 9.1からiOS 9.0.2へダウングレードする手順

まずはこちらのページにてiOS 9.0.2の署名発行中かどうかを確認し、発行中である場合は以下の手順でダウングレードまたはアップグレードを行う。

バックアップについて、iTunesでバックアップを取ったものはダウングレード後の復元時にバージョンが違っていると使用できないことがあるので必ずiCloudでもバックアップをとっておこう。

Step1.

はじめに、使用しているiOSデバイスに対応しているiOS 9.0.2のファームウェアが署名発行中であるかどうかを確認し、ファームウェアをダウンロードする。

どのファームウェアを選べば良いのかがわからない場合は、以下のリンクを参考にし、「製品タイプ」を確認した後に、ファームウェアを選びダウンロードする。

Step2. 

ファームウェアをダウンロードしている間に、
設定アプリ>iCloud>iPhoneを探すの順で進み、「iPhoneを探す」をオフにしておく。

Step3.

PCでiTunesを起動させ、USBケーブルでPCにデバイスを接続する。

Step4.

電源ボタン長押しでデバイスの電源を切る。

Step5.

電源オフにした後、3秒電源ボタンを押したままにし、その後電源ボタンとホームボタンを同時に10秒間押したままにする。
その後、電源ボタンだけを放しホームボタンだけを押したままにする。(DFUモード

iTunesのポップアップメッセージで、「iTunesはリカバリーモードのデバイスを見つけました。」という内容が表示される。

Step6.

ダウングレードしたいデバイスが表示されていることを確認し、WindowsであればShiftキーを押しながら、MacであればAlt/Optionを押しながら「iPhoneを復元」ボタンをクリックする。

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Step7.

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選択するウィンドウが表示されたら、先ほどダウンロードしたファームウェアファイル(IPSW)を選択する。

Step8.

更新をクリック。するとダウングレードプロセスが開始する。ある程度時間がかかるためしばらく待つ必要がある。ダウングレードが完了すると再起動するのでこれで完了となる。

初めに書いたようにダウングレードできる期間はAppleが署名している期間中だけであり、いつ停止になるのかわからないため、もしダウングレードするのであれば早めにやっておこう。

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