Windows 10の自動更新(Windows Update)を無効にする方法

Windows 10は自動的に設定した時刻に新しいWindows更新プログラムがないかを確認する。重要かつ緊急の更新があれば、自動的にダウンロードしインストールが始まる。

一部の更新は自動的にインストールはされない。これらの更新プログラムが利用可能になると、Windows Updateはインストールする準備が整ったことを通知する仕組みである。

ここでは、Windows 10での自動更新(Windows Update)を無効または有効にする方法を説明する。以下で紹介する方法では管理者としてログインする必要がある。

Windows Updateを無効・停止する4種類の方法

Windows Updateを無効にするにはいくつかの方法があり、ここでは5種類の方法を説明する。

 

方法その1. グループポリシーエディターを使用する

注意:
ここでの手順では、Windows 10 Homeでは使用できないので注意していただきたい。MicrosoftはHomeエディションでの自動更新を無効にすることを防いでいるそうだ。Windows 10 ProまたはEnterpriseエディションのみ有効である。
また次の方法その2で説明するregファイルの手順と結果的に同じ変更を行っている。

Step1. ローカルグループポリシーエディターを開く

「Windows+R」キー、またはスタートメニュー、検索などに「gpedit.msc」と入力し、ローカルグループポリシーエディターを開く。(C:\Windows\System32\gpedit.msc)

gpedit_msc

Step2. Windows Updateの項目を開く

ローカルグループポリシーエディター > コンピューターの構成 > 管理者用テンプレート > Windowsコンポーネント > Windows Updateを開き、「自動更新を構成する」をクリックする。

windows-auto-update-disable-windows-10

Step3. ポリシー設定の編集

「自動更新を構成する」をクリックした後、「ポリシー設定の編集」をクリックすると自動更新を構成することができる。

自動更新を無効にしたい場合は無効にチェックを入れ、有効にしたい場合は未構成または有効にチェックを入れる。

有効にした場合は、さらにダウンロードやインストールするタイミングを設定できる。(デフォルト設定は有効)

windows-auto-update-disable-windows-10-2

 

方法その2. REGファイルを使用する

注意:
ここでの手順では、Windows 10 Homeでは使用できないので注意していただきたい。MicrosoftはHomeエディションでの自動更新を無効にすることを防いでいるそうだ。Windows 10 ProまたはEnterpriseエディションのみ有効である。
また、方法その1で説明するものと結果的に同じ変更を行っている。

レジストリを編集することで自動更新を無効にすることが出来る。以下のリンクからダウンロードして簡単に変更を行うことが出来る。

regedit-successfully-added

以下の設定したいregファイルをダウンロードし、ダブルクリックして実行する。

アップデートをダウンロード・インストールする前に通知する場合

download

通知とアップデートの確認をしない場合(無効)

download

自動更新を有効にする場合(デフォルト設定に戻す

download

適用した後にPCを再起動する。

 

方法その3. デバイスのインストール設定を変更する

デバイスのインストール設定では、デバイス用のドライバーソフトウェアおよびリアルアイコンのダウンロードを自動的に実行するかどうかを設定できる。

Step1.デバイスプリンターを開く

コントロールパネルを開き、アイコン表示から「デバイスとプリンター」を選択する。

device-and-printer

Step2.デバイスのインストール設定を開く

使用しているPC名のアイコンを右クリックし、デバイスのインストール設定を選択する

device-install-settings

Step3. 実行方法の設定を変更する

自動で実行する場合(デフォルト)は上の「はい」を選択。実行方法を選択する場合は下の「いいえ」を選択する。

device-install-settings2

 

方法その4. サービスマネージャを使用する

注意:
以下の手順で、Windows Updateのサービスを無効にした場合、もはや自動的にダウンロードし、アップデートをインストールすることができなくなる。更新プログラムをダウンロードとインストールする準備ができたら、再びWindows Updateサービスを有効にする必要がある。その後更新の確認を行う。

Step1. サービスマネージャを開く

「Windows+R」キー、またはスタートメニュー、検索などに「services.msc」と入力し、サービスマネージャを開く。(C:\Windows\System32\services.msc)

services.msc

Step2. Windows Updateを変更する

サービスマネージャにある「Windows Update」をダブルクリックし、スタートアップの種類を変更する。自動・手動・無効の中から選択する。

windows-update-disable-from-services

 

reference