iOS10~iOS10.2で報告された不具合やバグと対処法まとめ

iOS10(iOS 10.0.1)がリリースされて、約一週間が経過した。iOS9の時ほど致命的なものは多くはないが、今回のiOS10も現段階で、小さな問題を含めると、かなり多くの不具合やバグが報告されている。

ここでは、いくつかの情報や報告を元に、アップグレードしたデバイス上で起こった不具合やバグ、そして比較的多く質問された一般的な疑問、iOS10に関する問題などをまとめてみる。

ここで紹介するバグや不具合は以下のiOSのバグや不具合。

  • iOS10.0.1
  • iOS10.0.2
  • iOS10.0.3
  • iOS10.1
  • iOS10.1.1
  • iOS10.2

 

もくじ

iOS10のダウンロードができない、または終わらない

iOS10へアップグレードしたいと思い、設定アプリやiTunesでアップデートの確認をしても「お使いのソフトウェアは最新です。」と言われ、アップデートできないという報告がある。

おそらく、この報告をしたユーザーは、対応しているデバイスではない可能性が高い。iOS10に対応しているデバイスは以下の通り。

 

iPhone

  • iPhone 6s
  • iPhone 6s Plus
  • iPhone 6
  • iPhone 6 Plus
  • iPhone SE
  • iPhone 5s
  • iPhone 5c
  • iPhone 5

iPad

  • iPad Pro 12.9
  • iPad Pro 9.7
  • iPad Air
  • iPad 4
  • iPad mini 4
  • iPad mini 3
  • iPad mini 2

iPod

  • iPod Touch 6

iPhone 4s、iPad 2、iPad miniなどはiOS9までとなっており、iOS10は対象外となる。

 

その他、iOS10のダウンロードがいつまでたっても終わらないという報告がいくつかある。

確認すべき項目や解決法など

  • OTA(無線通信経由)でアップデートを行おうとする場合、WiFi接続に問題がないかを確認する。
  • iOS10はWiFi接続に問題がない場合は、iTunes経由でのダウンロード、アップデートを試みる。

 

iOS10にアップデートできない、または文鎮化する

iOS10がリリースされた後、いくつかのデバイスで文鎮化(動作不能)になったという報告があったようだ。文鎮化の報告があったデバイスは、iPadやiPhoneなど複数あったが、Appleがすぐに修正したことをアナウンスした。

問題があったデバイスはiTunesがインストールされているPCに接続し、強制再起動を行いiTunes経由でアップデートを行うようにと報告されている。

Apple

文鎮化以外でアップデート出来ない場合は、以下のような確認事項または解決方法がある。

  • 先程の項目で、iOS10と互換性のあるデバイスかどうかを確認する。
  • OTAでアップデートしたい場合で、アップデートメッセージが表示されない場合は、「設定>一般>ソフトウェアアプデート」へアクセスしてみる。
  • もしソフトウェアアプデートに失敗する場合は、デバイスの容量が不足している可能性もある。使用していないアプリ、音楽、写真などがあれば、削除することでスペースを確保することが出来る。「設定>一般>ストレージとiCloudの使用状況>ストレージを管理(ストレージ)」
  • 可能であれば、iTunes経由でのアップデートを試みる。
  • アップデートを開始したが、エラーが発生してしまう場合は、一度アップデートファイルを削除してやり直すことも出来る。「設定>一般>ストレージとiCloudの使用状況>ストレージを管理」へ進み、iOSファイルを削除する。

 

バッテリーの消耗が異様に早い

iOS10にアップデート後、バッテリーの消耗が早くなったという場合、iOS10が原因であるという具体的なものは報告されていない。

しかし、いくつかの設定を見直すことでiOS10がインストールされているデバイスでも、バッテリーの消耗が改善されるかもしれない。以下でいくつかの方法を説明するので確認していただきたい。

  1. バックグラウンドの更新を見直す
    「設定>一般>Appのバックグラウンド更新」へ進む。場合によっては、多くのアプリはバックグラウンド更新する必要はない。不要であると思ったアプリはスイッチをオフにし、バックグラウンド更新を停止する。
  2. フィットネス・トラッキングをオフ
    「設定>プライバシー>モーションとフィットネス」へ進む。利用しない場合や、もしApple Watchを使っているユーザーであれば、iPhone側は不要になるので、オフにしておこう。
  3. ディスプレイの明るさを調整
    画面の明るさは、バッテリーの消耗に影響を与えることで有名である。もし、明るさを最大にしていたり、もう少し暗くしても問題ない場合はコントロールセンターのスライドバーから明るさを暗く調整しよう。
  4. WiFiをこまめに切り替え
    それでもバッテリー消耗が気になる場合は、WiFiをこまめに切り替えることでも消耗を抑えることができる。自宅でWiFiを使用したい場合にはオンにしておき、外出先ではWiFiを使用するつもりがないのであればWiFiをコントロールセンターから手動でオフにしよう。

 

BluetoothとWiFiが動作しない

iOS10にアップデートしてから、BluetoothやWiFiに接続できないという報告がいくつかある。この場合の多くは、設定アプリ内からネットワーク設定のリセットを行うことで解決しているようだ。

reset-network

「設定>一般>リセット」へ進み、「ネットワーク設定をリセット」をタップしてリセットを行う。間違って「すべての設定をリセット」や「全てのコンテンツと設定を消去」を選択してしまわないようにしよう。

 

充電時にiPhoneが熱くなる

iOS10に更新した後に充電した時、iPhoneやiPadが異常に熱くなることがある。この報告のほとんどの場合は心配はいらない。

iOS10に更新した後は、バックグラウンドでアプリを更新またはインストールしている可能性が高いので、いつも以上にデバイスが熱くなっている。アプリの更新などが完了し、しばらく時間をおくといつも通りの温度になっていることが多い。

もしそれでも解決しない場合は、デバイスの再起動を行うか、Appleのサポートに問い合わせる。

 

iOS10にしてから動作が重い(遅い)

iOS10にしてから遅くなったり重くなったりするという報告がある。実際のところ、ベンチマークテストなどの結果から、使用しているデバイスによってはiOS10よりもiOS9の方が速く動作するという報告もある。

その他、iOS10にアップデートした直後の場合、アプリのバックグラウンド更新が実行されている場合も遅くなることがある。
また、少しでも動作を速くしたい場合は、以下で説明するいくつかの手順を行ってみよう。

  1. 視差効果を減らす
    「設定>一般>アクセシビリティ>視差効果を減らす」へ進み、「視差効果を減らす」スイッチをオンにする。これを設定することで、特殊なモーションエフェクトを減らすことができ、少しだけスムーズに動作するようになる。
  2. 透明度を下げる
    「設定>一般>アクセシビリティ>コントラストを上げる」へ進み、「透明度を下げる」スイッチをオンにする。これを設定することでも透明度やぼかしの度合いを低減し、パフォーマンスが向上すると言われている。
  3. バックグラウンドの更新を見直す
    「設定>一般>Appのバックグラウンド更新」へ進む。場合によっては、多くのアプリはバックグラウンド更新する必要はない。不要であると思ったアプリはスイッチをオフにし、バックグラウンド更新を停止する。
  4. 十分なストレージを確保する
    ストレージを確保することでもスムーズに動作することに影響する。古いファイルや写真をオンラインストレージなどに保存し、デバイス内のストレージの空き容量を増やそう。

 

iPadの分割表示(Split View)が機能しない

iPadでは、Safariで使用できる分割表示「Split View(スプリットビュー)」という機能が存在するが、iOS10へアップデートすると、これが全く機能しないという報告がいくつかあるようだ。

まずは対応している環境であるかどうかを確認する。

  • Split ViewはSafariブラウザ上で利用可能である。
  • Split Viewは、iPad Pro、iPad Air 2、iPad mini 4のような特定のiPadのみに対応している。
  • iPadを再起動してみる。

 

マップの乗換案内ウィジェットが動作しない

iOS10で追加された新機能の1つで、マップ用の新しいウィジェット、乗換案内などが追加されている。しかしながら、現在(iOS 10.0.1時点)ではまだ準備段階であり、Apple公式ページにも「まもなく登場」としか記載されていない。

そのため、実際にウィジェットとして機能はしないようだ。近いアップデートで利用できるだろうと言われている。

Apple

 

手前に傾けてスリープ解除が動作しない

iOS10からとても便利な新機能「Raise to Wake(手前に傾けてスリープ解除)」が追加された。この機能は、デバイスを持ち上げて手前に傾けるだけでデバイスのスリープが解除し、通知や時計を確認することが出来る機能である。

この機能もいくつかのユーザーで、動作しないという報告がある。この機能もまた、対応しているデバイスであるかどうかなど、以下のことを確認しておこう。

raise-to-wake-setting

  • 「手前に傾けてスリープ解除」の機能は、iPhone 6s、iPhone 6s Plus、iPhone SEなどのA9チップ/M9モーションコプロセッサが搭載されているデバイス(iPad Proは除く)のみに対応している。
  • 「設定>画面表示と明るさ」へ進み、「手前に傾けてスリープ解除」機能が有効になっているかを確認する。

 

アプリスイッチャーのバグ

iOS10にアップグレードしてからホームボタンをダブルクリック(2回クリック)して起動するアプリスイッチャーの動作にラグがあるという報告がある。

その他、横向きでタスクを終了した場合や、横向きでロックした場合、横向きでアプリ切り替えした後に縦に持ち替えた場合に、マルチタスクの画面(アプリスイッチャー)の画面上でバグが発生することがある。

具体的には、マルチタスク画面上が空白になる、またはアプリカードの向き表示がおかしくなる。ホームボタンをクリックするともとに戻る。

これらの解決方法は現段階では報告されていない。おそらく近いアップデートで修正されるのではないかと思われる。

 

メールアプリが動作しない

アップデート後にメールアプリで使用しているアカウントでパスワードが(間違っていない場合でも)間違っているというエラーメッセージが表示されることがある。パスワードを再入力してもエラーが発生し、解決できないという問題がある。

この場合、問題があるアカウントを一旦削除し、再度アカウントを追加することで解決することが多いようだ。「設定>メール(連絡先、カレンダー)」へと進み、問題があるアカウントを削除し、再度新しくアカウントを追加する。

 

デバイスをロック解除しようとするとSiriが起動する

iOS10からは、iPhoneのロックを解除するために新しくホームボタンを押して解除する仕組みに変わっている。しかしながら、この方法を使用しようとすると、ロックが解除されずにSiriが起動してしまうという報告がある。

この問題はまた、設定アプリ内でロック画面上でのSiriを無効にしていても発生するという。いくつかの確認すべき項目として以下の様なものがある。

  • 念のため、もう一度Siriの設定を確認する。「設定>Siri>ロック画面でのアクセス」でロック画面でのアクセスがオフになっているかを確認する。
  • 思っている以上にホームボタンを長押ししてしまっている可能性がないかを再確認。ロック解除は長押しではなく、ホームボタンを一度押すだけである。
  • Touch IDが有効になっている場合、「設定>一般>アクセシビリティ>ホームボタン」へ進み、「指を当てて開く」がオンになっているかどうかを確認する。

 

メモアプリが起動しないまたは勝手に閉じる

メモアプリを使用中に、文字を入力中またはスケッチを作成している時、突然落ちて(クラッシュ)してしまう、または起動しなくなったという問題が報告されている。

この場合、「設定>iCloud」へ進み、メモアプリのスイッチを一度オフにし、しばらくしてからもう一度オンに切り替えると解決したという報告がある。

その他の解決方法として、以下の様なことが報告されている。

  • Mac OS XのiCloudでメモ追加・消去(Macを持っている場合)
  • Safariの履歴を消去
  • ネットワーク設定削除

Appleコミュニティ

 

iCloud Driveアプリ内で表示の乱れ

iCloud Driveを使用している時に、表示モードをグリッドモードではなくリストモードに表示している場合に、まれにラインの表示の位置がずれるという問題があるようだ。

この問題はAppleの修正を待つしか無いと思うので、それまではグリッドビューモードに切り替えて対処しよう。

 

iMessageでエフェクトが受信できない、またはテキスト説明として表示される

iOS10のベータ版の頃から報告されていた問題で、メッセージでエフェクト効果を送信すると、受信側に表示されないという内容が報告されていた。

また、受信した時にエフェクトではなく、テキスト説明のようなものが表示されていたということも報告されている。(例:バルーンを送信した場合「sent with balloons」と表示されるなど。)

 

以下は報告されている解決方法。

  • 「設定>メッセージ」へ進み、「iMessage」のスイッチを一度オフにした後、再度オンにする。
  • 「設定>一般>アクセシビリティ>視差効果を減らす」へ進み、「視差効果を減らす」をオフにする。Apple公式によると、「視差効果を減らす」がオンになっている場合、メッセージエフェクトの送受信はできません。と記載されている。

Apple

 

「Hey Siri」が動作しない

デバイスiOS10に更新した後、「Hey Siri」が動作しなくなったという報告がある。具体的には話しかけてもSiriが応答しないという問題。

いくつかの確認すべきこと・解決方法は以下の通り

  • Hey Siriはデバイスが電源に接続されているとき(ケーブルで充電中など)だけ利用可能である。
  • 「設定>Siri」へ進み、「Hey Siriを許可」のスイッチをオンにする。
  • 「設定>Siri」へ進み、「Hey Siriを許可」のスイッチを一度オフにし、デバイスを再起動させた後、再びスイッチをオンにする。

 

ミュージックアプリのトラックやプレイリストが重複する

iOS10にアップデート後、いくつかのユーザーのデバイスで、曲やプレイリストがデバイス上で重複していることに気づいたという報告がある。

この問題の多くは、Apple Musicを介さずにダウンロードまたは購入した場合に発生しているとのこと。そしてその場合の多くは重複しているファイルが原因で容量を占有してしまう状態になる。

一般的な解決方法

  • iTunesにデバイスを接続して、再度デバイスを同期する。もしiTunesのライブラリ自体に重複した曲やプレイリストがある場合は、Appleのサポートページで紹介されている手順で重複したファイルを削除する。
  • 別の方法として、面倒ではあるが手動で個別にトラックやプレイリストを削除することができる。削除するには、トラックまたはプレイリスト上を長押しして削除することが出来る。
  • その他の方法で、一度デバイス上の音楽ファイルを全て削除した後、iTunesで再度同期するという方法もある。iOSデバイス上の音楽ファイルをすべて削除するには、「設定>一般>ストレージとiCloudの使用状況>ストレージ(ストレージを管理)>ミュージック」へ進み、編集ボタンから全ての曲を削除することが出来る。

 

スライドでロック解除に戻したい

iOS10では、ホームボタンの機能を変更し「スライドでロック解除」はなくなっている。その代わりに「ホームボタンを押してロック解除」に変更されている。

Touch IDが搭載しているデバイスの場合、これまではセンサーに指を乗せるだけで解除出来ていたが、ホームボタンをクリックする必要がある。

rest-finger-to-open-setting

しかし、設定から変更することでこれまでと同じようにTouch IDでロックを解除することも可能だ。「設定>一般>アクセシビリティ>ホームボタン」へアクセスし、「指を当てて開く」を有効にする。

 

バイブが再生されなくなった

一部のユーザーの報告で、メッセージを受信したときにiOS10がインストールされているiPhoneでバイブが動作しないという報告があった。

この問題は、再起動することで解決することが多いようだ。一度電源をオフにし、再度電源をオンにする。または強制再起動を行う。

  • iPhone 7またはiPhone 7 Plusの場合、電源(スリープ)ボタンとボリューム小ボタンを同時に長押しし、Appleのロゴが表示されたら指を離す。
  • iPhone 6sまたはiPhone 6s Plus以前の場合、電源(スリープ)ボタンとホームボタンを同時に長押しし、Appleのロゴが表示されたら指を離す。

 

Touch IDが認識されなくなった

iOS10にアップデートした後、Touch IDが動作しなくなったという報告がいくつかあるようだ。その場合、イカの手順で解決したという報告がある。

  1. この場合、「設定>Touch IDとパスコード」へ移動し、パスコードを入力する。「iTunes & App Store」のスイッチをオフにし、デバイスを再起動する。
  2. 再起動後、再度「設定>Touch IDとパスコード」へ移動し、パスコードを入力し「iTunes & App Store」のスイッチをオンにする。

また、登録した指紋を一度削除することで解決したという報告もある。

  1. 「設定>Touch IDとパスコード」へ移動し、パスコードを入力する。
  2. 指紋に登録している項目をスワイプして削除
  3. 再度指紋を登録

 

iMessageが通知されない

iOS10に更新後、iMessage受診時に通知が来なくなったということがあるという。

この場合、「設定>通知>メッセージ」へ進み、「通知を許可」とロックされていないときの通知スタイルの項目で「バナー」もしくは「通知」が選択されているかどうかを確認する。

 

アプリを削除できない

iOS10にアップグレードした後、iPhoneまたはiPadからアプリを削除することが出来ないという報告がいくつかある。実際には、ユーザーがアプリを削除しようとした時、「待機中」というメッセーが表示されたままになるという。さらに通常「x」ボタンが表示されるはずがそれも表示されないようだ。

この場合、まずはデバイスを再起動する。一度電源をオフにし、再度電源をオンにする。または強制再起動を行う。

  • iPhone 7またはiPhone 7 Plusの場合、電源(スリープ)ボタンとボリューム小ボタンを同時に長押しし、Appleのロゴが表示されたら指を離す。
  • iPhone 6sまたはiPhone 6s Plus以前の場合、電源(スリープ)ボタンとホームボタンを同時に長押しし、Appleのロゴが表示されたら指を離す。

再起動しても解決しない場合は、アプリを削除しようとしている時に、他のアプリがインストール中であるかどうかを確認する。他のアプリがインストール中の場合はアプリの削除に失敗することがあるようだ。

AppStoreを開き、「アップデート>購入済み」の項目から最近インストールしたものが確認できる。

 

購入したはずの着信音が消滅

着信音を購入したことがある場合で、iOS10にアップデートすると、それらを見つけることが出来ない場合があるようだ。しかし実際にはこの問題はiOS10より前のバージョンでも起こっていたようだ。

この場合、以下の手順を行う。

  1. iPhoneまたはiPadをPCに接続しiTunesを起動する。
  2. iTunesで上部のデバイスアイコンをクリックする。
  3. 左側のセクションの「自分のデバイス上」の下にある「着信音」をクリックする。
  4. 着信音の横にあるチェックボックスが選択されているかどうかを確認する。

 

フォトアルバムが同期されない

ごく一部のiPhoneユーザーは、iOS10がインストールしているiPhoneにMacからフォトアルバムを同期しようとすると、写真自体は同期されるが、それぞれのアルバムが表示されないという報告をしているようだ。この状態になると、アルバム単位で見ることが出来ないので、目的の写真を探すのが難しくなる。

Appleのサポートフォーラム(米国)にて、Mac上で写真を含む多くのサブフォルダで「iPhone」というタイトルのフォルダを作成していた場合に発生したことが確認されたようだ。

この場合、その「iPhone」というフォルダの中に新たに2つのサブフォルダを追加してから同期すると解決したそうだ。

 

プレイリスト内が空になる

iTunesで作成したプレイリスト内の曲がiPhone上では殻になってしまうという問題が報告されている。

この問題は主にスマートプレイリストに関係する問題で起こっているようだ。

解決法として、まずiPhoneをPC(iTunes)に接続し、iTunesの上部にある自分のデバイスアイコンをクリックする。一度、プレイリストのチェックをすべて外した状態で同期する。同期が完了したら再びプレイリストのチェックを入れた状態で同期する。

 

iOS10のメールアプリでメールが表示されない

メールアプリを開くと空白の画面になってしまいメールが表示されないという報告がある。これはiOS10のバグであり、原因となっているのは自分のメールアドレスの一部にアポストロフィ「’」が含まれている場合に起こっているようだ。

この問題はAppleが修正するのを待つ必要がある。もし、他のメールアドレスを持っている場合はアポストロフィを含まないメールアドレスであれば問題なく使用できる。

またはサードパーティ製のメールアプリを使用するのもありかもしれない。

 

iOS10のロック画面でロック解除に時間がかかる

iOS10へアップデートしてから、ロック解除に時間がかかるという報告がある。ホームボタンを押してロック解除する場合、4~5秒、場合によっては5秒以上時間が経ってからホーム画面が表示されるという報告もある。

この問題の多くは、Gmailまたは純正のメールアプリの通知の設定を見直すと解決するようだ。

報告によっては少し違っているようだが、もしGmailと純正のメールアプリの両方を使用している場合は、「設定>通知」へ進み、純正メールアプリは「通知センターに表示」をオフにし、Gmailは「通知センターに表示」をオンにすると解決したという報告がある。

その他に、メールアプリの通知自体をオフにすることでも解決したり、逆にGmailの「通知センターに表示」をオフにすると解決したという報告がある。

もし、上記の方法や似た方法で解決した場合はコメント欄にて報告をいただきたい。

 

「”exited?”はTwitterアカウントへのアクセスを求めています」アラート

iPhoneやiPad、iPod touchを使っていると突然、「”exited?”はTwitterアカウントへのアクセスを求めています」というアラートが発生する問題が報告されている。

この問題が発生した場合、「許可しない」または「OK」をタップしても、すぐに同じアラートが表示される。その為操作が全くできないという状態になる。この問題はすでにAppleに報告済みであるが、一時的な回避方法として、強制再起動を行うと解決する。

 

最終更新日:2016/10/15

[iOS10 ~ 10.0.3] スクリーンショットの音を無音にできるバグ

AssistiveTouchを使ってスクリーンショットの音(スクショ音)を無音にすることができるバグが報告されていた。このバグはiOS10.1で修正されたため、iOS10~iOS10.0.3のみのバグである。具体的なバグの発生方法は以下のページより。

最終更新日:2016/10/25

パスコードを回避して連絡先や写真が見られるバグ

Siriで連絡先を取得し、自分の携帯からFaceTimeで電話をかけ、SiriでVoiceOverを有効にさせた後、いくつかの手順を行うと。フォトライブラリの中を閲覧、さらに連絡先も見ることが出来てしまうバグが報告された。
このバグはiOS9でも発生しており、iOS9~iOS10.2までで確認されている。

最終更新日:2016/11/18

ある動画を再生するとiPhoneがフリーズしてしまう

とある動画(.mp4)をiPhone上で再生してしまうと、数秒後にデバイスがフリーズしてしまい、操作できなくなってしまうというものがある。突然mp4の動画へのURLリンクが送られてきた場合は注意が必要。

最終更新日:2016/11/25

コントロールセンターを押上げてホームボタンを押すとラベルが消える

「視差効果を減らす」を有効にしている状態で、コントロールセンターを表示させ、さらにコントロールセンターを上へ押し上げた状態でホームボタンを押すと、ドック上のアイコンのラベル(名前)が消えてしまう。

最終更新日:2016/11/25

iPhone6sのバッテリー残量があるにもかかわらずシャットダウン

デバイスのバッテリー残量が20%から30%まで低下すると、突然電源がオフになってしまうという問題。これはiOS10の問題かとはじめは言われていたが、iOS10へアップデートしたから問題が発生したのではなく、2015/9/10までの間に製造されたiPhone6sだけに発生することがわかったようだ。

以下のリンクを参考に、使用中のiPhone6sのシリアル番号を確認して、サポートされるデバイスであればバッテリーを交換することができる。

iPhone 6s が突然シャットダウンする問題に対するプログラム(apple.com)

最終更新日:2016/12/01

その他、解決法が見つかっていないまたは確認中のバグ

  • 横向きでアプリスイッチャーを起動、またはタスクを終了すると表示が崩れる
  • 横向きでデバイスをロックすると表示が崩れる
  • Twitterアプリの「最近の検索」で日本語が表示されない
  • LINEの返信やTwitterのいいねのバナーが表示されない
  • カメラアプリ使用中、ビデオに切り替えた状態の場合にコントロールセンター上から明るさ調整バーが最大にならない
  • iPhone 6s Plusで通知パネルの表示が崩れる
  • iPhone 6で、横向き表示の場合にクイック返信ウィンドウが崩れる
  • Siriに「私の電話番号は?」と聞くと、関連情報が表示されず、画面が崩れる
  • 一部の地域で、ニュースウィジェットアプリのコンテンツのリフレッシュができない
  • Apple Musicで、特定のアーティスト名がグレーアウトし、タップできない
  • iOS10の新しいミュージックアプリで見えない削除ボタンがある
  • iOS10のミュージックアプリで、歌詞が自動的に消えてしまう。この問題はライブラリ全体を再同期する。
  • 共有メニューを介して、コンテンツをメッセージアプリで共有する時、文字入力中にiPhoneを振ると共有メニューの後ろに隠れてしまう
  • iPhoneを強制再起動すると、起動アニメーション前に緑色の画面が表示される
  • 一部のiPhone 6s PlusユーザーでiOS10をインストール後、デバイスがランダムで再起動を繰り返す。
  • 時々、数字入力モードからアルファベットモードに自動で戻らなくなることがある
  • クイック返信のウインドウとキーボードを開いた状態でiPadを回転させるとホーム画面の表示が崩れる
  • 画面の向きを変えると、iPadの操作ができなくなってしまうことがある

 

参考・情報元