一番使いやすいRSSリーダーは?Reeder、Sylfeed、Bylineを比較!

この世の中で何が起こったのかすぐ把握できるRSSリーダー。

その中でも有名な三つ…Reeder、Sylfeed、Bylineを比較して、一番使い勝手の良いRSSリーダーを考えていきます。

RSSリーダーって?

簡単に言うと、ウェブサイトやブログの更新を短くまとめて、一覧として出力してくれるRSSを取得してくれるものです。僕たちユーザーはこれがあることで初めてRSSを使うことができます。ただ、読みやすいUIやTwitterへの連携などなど…意外と奥が深いです。ということで、先述した通りの「使い勝手の良いリーダー」を考えることが重要だと思うのです。

 

Reeder 3

Reeder 3
カテゴリ: ニュース
現在の価格: ¥600

まずはReederから考えていきます。名前にリーダーとあるだけあって、結構有名なRSSリーダーです。

Mac版もあるので慣れるとどちらでも使える…という利点も!

 

良いと思った点

 

表示オプション

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下のバーで、表示オプションを

  • お気に入り(Starred)
  • 未読(Unread)
  • すべて(All Items)

に変えることができます。ここが手軽!

 

共有メニューの軽さ

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また、共有用のメニューに独自のものを使っていてサクサク。宛先も多くカスタマイズも出来るので、ここはなかなか好きなところです。

 

ひとつひとつの動作が軽い!

Reederはとにかく動作が軽いです。ちゃんと反応もかえってきますし、何が起こったのかわかるという点でもすごいオススメです。でもReederには他に劣らない決定的な点があります。それは…

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左スワイプで本記事を開ける!!

ここです!記事内容を左スワイプすることで本記事を開けるところ!ここが他との大きな差だと感じています。

 

多くのRSSリーダーだとタイトルを押すことで飛べるんですが、そのタイトルは基本上の方に

あるのが定石となっています。でも画面の大きい6、6sや6 Plus、6s Plusではどうしても指が届かない/伸ばす必要があるため、楽に押すには一度持ちかえる(上にずらす)必要が出てきます。。

 

些細な点ですが、登録したサイトが増えてくると持ちかえる回数も増えてくるので面倒。これはとてもよくないです。いくない。Reederはそこを上手く克服しています。個人的にめっちゃポイント高い。

 

悪いと思った点

 

設定画面が英語

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日本語化がされていないことに加えて、設定が結構あります。カスタマイズが少過ぎるのは論外ですが、多すぎるのも扱いづらいです。

 

コスパが若干悪い…

そして600円と値段が高めです。Mac版も、となると更に1200円かかります。ちょっとコスパが…という感じはしました。

Reeder 3
カテゴリ: ニュース
現在の価格: ¥600

フィード登録が面倒

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加えて、新しく登録する時に完全なURLを入れる必要があります。これホントどうにかしてほしい。で、わざわざFeedly開いて、検索、登録、Reeder戻って、更新して…ってもうラップ出来そう。面倒です。そのためだけにもう一つリーダー入れたくないよ。。いつだって時代はシンプルイズベストなのです。

 

Webキャッシュ機能がない…

そして重要な点。Webのキャッシュ機能(更新内容を事前に保存しておくことでネットに接続しなくてもそのサイトが読める機能です、後ほど詳しく説明します。)がないことです。快適を求める僕にとって、これが結構痛手になったりします。

 

Sylfeed

Sylfeed
カテゴリ: ニュース
現在の価格: ¥240

 

次にSylfeedです。これも結構人気のやつです。

 

良いと思った点

 

キャッシュ機能

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オフラインでも本記事が読めるようになります。これは当然、電波が悪い時や地下鉄、飛行機内でも役立ちますし、データ使用量の抑制にもつながります。ただキャッシュが溜まっていくとアプリ容量が大きくなっていくので、定期的に削除することが大事です。基本、キャッシュはWi-Fi環境でとるのが定石です。

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この画像のように、Wi-Fi接続時のみをオンにしておくことを強くお勧めします。

 

アプリ内課金(120円)でそのキャッシュ機能が使えるようになります。また、設定次第ではPC版サイトの読み込みが可能です。

 

自動スクロール

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それだけではありません。画像のここを若干下向きに長押しすることで、自動スクロールが出来ます。速度も変更できるため、楽に見ることが出来ます。

 

共有メニューのカスタマイズ性

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また、Sylfeedも独自の共有メニューを作っています。

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Reederと違うのは、投稿時のフォーマットのカスタムやタグ付けが出来る点です!こういうところに力が入ってるのは嬉しい限り…!

 

ブラウザ

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この右上の雷マークをタップすることでその場で本記事と切り替えることができるのですが、アプリ内ブラウザすら起動しないためかバッテリーに優しい感じがしました。そしてごちゃごちゃしてないので見やすい!

 

見やすさ

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記事を長押しすることで記事冒頭を「覗き見」出来ます。わざわざ開いて、中身がそこまで…という感じなら戻って、を繰り返すのは面倒です。いくない。これは結構ポイント高いです。

 

そして記事の隣に画像がいい感じに入ります。文字だけなのと、画像が入っているのでは明らかに前者が味気なく、後者が見やすいです。

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加えて、UIの色やフォントを変えることも出来ます。見やすさという点でこれもとても重要です。

 

設定も多いように感じますが、日本語なのでそこまで気になりませんでした。むしろこれぐらいがちょうどいいのかも…?

 

 

悪いと思った点

 

トップ画面のUI

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ここが少し残念な気はしました。下スワイプで更新が出来ないのは不便。ボタンがこんな位置にあると、右利きとしては親指を伸ばす必要があります。頻繁にするものではないにしろ、ちょっと気に入りません。

 

機能が多い

機能が多く、使いこなすのに慣れが必要です。直感的に使いたい方は下のBylineを強く勧めます。

 

Byline 5

Byline 5
カテゴリ: ニュース
現在の価格: 無料

唯一の無料リーダーです。アプリ内課金(720円)で広告が消せます(Byline 2の購入もしくはByline 2 Freeでアプリ内課金をしている場合、360円に割り引かれます)。とてもシンプルで直感的に使えるのがいい!

 

良いと思った点

 

3D Touch対応

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ショートカットメニューで未読記事と”あとで読む”に飛べるのが便利!ここが結構気に入ってたり…

 

シンプルさ

とにかく無駄な機能が付いていません。

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設定画面もスワイプなしで見られるほどシンプル!ここがすごく良いところです。

 

フィード登録が手軽

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目的のサイト名で検索するだけでヒットします。また、ニュースやTechなどに部類分けがされていてまとめられているのも上手いです。

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そして追加画面では最近の記事がずらっと表示されます!ここがまた良い!要は登録事前に内容確認できるのです。

 

ストレージ温存機能

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SylfeedのようなPC版に切り替える機能は付いていませんが、利用可能な容量を事前に設定しておくことで、その容量までキャッシュが溜まると古い記事から自動で削除してくれる機能、いわば”ストレージ温存機能”があります。Bylineが勝手に消してくれるので楽!

 

通知

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設定しておくと、記事内容を通知してくれます。iOS 9になって通知の文字数制限がなくなったので、通知センターから読んじゃうこともできたり。

 

“すべて既読にする”が丁度いい!

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ここがポイント高いところです。

上2つのリーダーの”すべて既読にする”はボタン式になっており、誤動作で全てを既読に還す恐れがあるため事前確認の有無を設定できます。でもどちらもポップアップ式になっており、また画面をタップするのは少し面倒。そこでリーダー界のマリーアントワネットが言うのです。「ならボタン式をやめればいいじゃない!」そう、Bylineは革命を起こしたのです。スワイプ式にしてしまうことで、ポップアップなしでも誤動作は防ぐことができます。

 

ページめくり機能が最高!

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このように、スワイプすることで前後の記事にアクセスできます!ここがいい!まるで新聞です。わざわざ戻らなくてもいいのは指に優しい。。

 

追記: 未読数が分かる

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コメントで教えてもらいましたが、画像のここで未読数がわかりますね!これは便利です!

 

悪いと思った点

 

フィードの削除が面倒

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登録は良かったのですが、消すのは結構面倒です。もう一度検索して追加画面から”フィードを削除”を押さなくてはなりません。スワイプで消せるようになればいいのに…

 

既読/未読とあとで読むジェスチャーが混合してしまう

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画像のようにスワイプすることで既読/未読のコントロールや”あとで読む”に登録できるのですが、どうも混合してしまう…

 

例えば、あとで読むマークを左スワイプでつけます。そして、左スワイプでつけたから右スワイプで消そうとします。すると既読マークがつきます。ああそうかと思い、右スワイプでつけた既読マークを消すために左スワイプします。するとあとで読むマークが消えます。

 

…は?

何度やったことか…ここが慣れる必要あるところです。どうも馴染まないんです。左側タップで既読/未読にすればいいのに…と感じました。

 

結論

キャッシュ機能を使わない人にとっては、Reederはいい選択と言えそうです。Reederの右スワイプはハマります…。

ただ、やっぱりキャッシュ機能は欲しいところです。それならSylfeedかBylineの2択となりますが、僕はBylineを選びました。通知センターで読める点と、ページめくりの機能の点、そして3D Touchにどうも惹かれてしまった…

 

ただ、無理にひとつに絞る必要はないのです。Reederをメインに持ってきて、キャッシュ用にSylfeedを使う…なんてことも可能なのです。これ案外いいかも。

 

終わりに

僕はBylineを選びましたが、どうやらどれが一番か…という結論に持っていくのは難しいようです。用途によって、個人個人の必要とする機能が変わってしまうからです。この記事があなたのベストリーダーを見つけ出す足掛かりになれば幸いです。この他にオススメのリーダーや、ご意見などございましたらコメントで教えて下さい!待ってます!

Image via Pixabay – stevepb